第二十九話 異常
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両腕と両足にタービンみてえなのが付いてやがる…」
レオルモン[あいつはグラップレオモンだ!!僕が進化する形態の一つ!!]
一輝「レオルモン、進化だ!!」
レオルモン[うん!!レオルモン進化!レオモン!!]
成熟期へと進化するとレオモンはグラップレオモンを迎撃する。
一輝「おいシャッハ!!その子とアグモンを連れて遠くへ行け!!」
シャッハ「し、しかし…」
一輝「早くしろ!!こいつはお前が敵う相手じゃねえ!!」
スバル「あ!!」
一輝「っ、レオモン!!?」
スバルの声に反応して、レオモンの方を見遣ると、レオモンの刀がグラップレオモンの拳に砕かれていた。
アグモンX[レオモンが!!]
一輝「レオモン!!ヒット&アウェイだ!!」
レオモン[了解!!]
レオモンは一気にスピードを上げ、一撃を入れて距離を取る戦法を取る。
成熟期と完全体の力の差は凄まじいが、全くどうしようもないわけではない。
少しずつダメージを与えていけば勝てる。
しかし、一輝は失念している。
グラップレオモンはただの完全体ではない。
優秀な戦闘種族であるレオモンが進化する形態の一つなのである。
そのため、グラップレオモンが進化前のレオモンより能力が劣るはずがない。
グラップレオモン[高速タービン回し蹴り!!]
グラップレオモンはレオモンより遥かに速いスピードで動き、レオモンの脇腹に強烈な回し蹴りを喰らわせた。
レオモン[がっ!!]
蹴られた脇腹から何かが砕ける音がした。
グラップレオモン[獅子獣破斬!!]
追撃にグラップレオモンは腕のタービンを極限にまで高速回転させて、重力を捻じ曲げるほどの重い一撃をレオモンの腹部に打ち込む。
グラップレオモンの拳がレオモンの腹部を貫いた。
シャッハ「っ……!!」
思わずシャッハは手でスバルを目を覆う。
見かねたアグモンXがグラップレオモンに突撃した。
一輝「馬鹿!!無茶だ止せ!!」
アグモンX[ベビーバーナー!!]
通常のアグモンより一回り大きい火球がグラップレオモンに迫るが腕の一振りで掻き消す。
それでもアグモンXは諦めずにグラップレオモンに必殺技を放つが、逆にグラップレオモンに殴り飛ばされた。
スバル「アグモン!!」
アグモンX[ぐっ、まだまだ!!]
体当たりを喰らわせるが、いくら突然変異の進化を遂げたとはいえ成長期の攻撃など効かず、振り払われてしまう。
それでもアグモンXは立ち上がり、グラップレオモンに突撃する。
一輝「あ、あいつ…」
絶対に勝ち目がない相手に立ち向かうことはただの無謀に見えるかもしれない。
しかし、今の一輝の目にはアグモンXの背中が大きく見えた。
レオモン[か、一輝…]
腹に風穴が空きながらも起き上がろうとするレオモンを一輝は手で制した。
ポケットから“信
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