暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
85話:防衛、ホテル・アグスタ
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れじゃあ俺はティアナと一緒に最終防衛ラインに」
「わかったわ。前はヴィータちゃんとシグナム、ザフィーラが迎撃に回ってくれるわ」
「おいおい、そりゃあこっちにガジェットが来ないじゃないか」
「ヴィータちゃんはそのつもりみたいよ?」
「なんだそれ。あいつ意外と過保護だったのか?」


 まぁいいや。そう思ってトリスをベルトにして腰に巻き、カードを一枚取り出す。


〈 ATACK RIDE・MACHINE TORNADER 〉


 そのカードをトリスに入れると、背後から灰色のオーロラが出現し、それが通過するとそこには仮面ライダーアギトの乗る『マシントルネイダー』が置かれていた。
 現れたマシントルネイダーに跨り、エンジンをかける。


「それじゃあ、行くぜ」


 そう言うと一気に飛び出し、宙に舞う。下を覗くと驚いた表情をしているティアナが見えた。そう思うのも束の間、マシントルネイダーは重力のままに落下し始める。
 だがその途中でボディが伸びるようにスライド変形し、タイヤのオルタホイールが九十度回転し宙に浮いた。そして跨ぐ座り方から立ち上がり、スケートボードのようにマシントルネイダーの上に乗る。

 マシントルネイダーが変形した姿、『マシントルネイダー・スライダーモード』だ。


「行くぞティアナ。乗ってくか?」
「あ、いえ。私はスバルを待ちます」
「そうかい、それじゃあ俺はエリオ達と合流するわ」


 取りあえずティアナの近くまで降下し、ティアナに話しかける。返事を聞くとすぐにマシントルネイダーに乗って防衛ラインに向かった。
























 でまぁ、フォワードメンバーも揃ってホテル前で構えているが……


「いやはや、やっぱ二人共―――いや、三人共すげぇな」
「これが、シグナム副隊長とヴィータ副隊長の……」
「す、凄い……」


 モニターに映るシグナム達の姿を見て、エリオとキャロが感嘆の声を上げる。

 鉄球を作り出し、自らのデバイス―――グラーフアイゼンで弾き飛ばしガジェットに命中させ、粉砕するヴィータ。
 地上付近で低空飛行するV型の正面に立ち、レヴァンティンに炎を灯し、V型の攻撃を躱しレヴァンティンでV型を両断するシグナム。
 また別の場所では向かってくるT型を、魔力でできた拘束条で突き刺し破壊するザフィーラの姿があった。

 現状、三人はガジェットを一体も抜かせていない。これじゃあほんとにあいつの言う通り、こっちに一体も来ないんじゃねぇのか?


「退屈しそうだ……」
「士さん、そんな事言わないでくださいよ…」
「だってよぉ〜」

「―――っ!」


 しか
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