暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
85話:防衛、ホテル・アグスタ
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ルもありがとうな」
「いえいえ、こちらも楽しかったし」
アハッと効果音が聞こえてきそうなぐらいの輝く笑顔なシャマルさん。なのはとフェイトも「ありがとうございます」とお礼を述べていた。
「それでどうや? 二人のドレス姿は。私みたいにべた褒めしてやってぇな」
「「え? べた褒めだったの?」」
「そこまで褒めてないだろ。しかも二人揃って聞いてくんな」
あ〜もう、めんどくさいパターンになりそうだ……
「二人共似合ってるよ、ほんとにほんと」
「…なんか違うよね?」
「言わされてる感じがする」
「お前らなぁ……!」
とにかくその場は何とか取り繕い、三人と分かれシャマルさんと一緒に外の警備に戻った。
さてさて、現在シャマルさんと一緒にホテルのヘリポートに立って、シャマルさんはクラールヴィントによる探査魔法で外からの襲撃に備えている。
あ、俺? 俺は別に何も。ただ建物の縁に腰かけて、体を前後に動かしてそこから見える絶景を眺めていた。いや〜、意外といい眺めだよ、これ。
「士君、あからさまに仕事しないのは流石に見過ごせないわよ?」
「大丈夫ですよ。敵が出たらちゃんと働きますから」
そう言いながら欠伸をすると、流石にシャマルさんの目の色が変わったので、そこで立ち上がって尻を叩いた。
ふぅ、と息を吐いたと同時に、シャマルさんの指にはめられているクラールヴィントが光った。
「センサーに反応…シャーリー!」
『はい!―――来た来た、来ましたよ!』
『ガジェットドローン陸戦T型、機影30…35!』
『陸戦V型、2、3、4!』
「そこそこの数だな…」
さてさて、と小さく呟きながら、首を曲げゴキッゴキッと骨を鳴らす。そして六課フォワードの四人に通信を繋ぐ。
「前線四人、聞こえているか? 今回の戦いはホテルを守る広域防御戦となる。本部のロングアーチ1の総合管制を元に、現場指揮は俺が執る」
『『『『了解!』』』』
「シャマルさんはここから、このまま管制を続けて上から指示をお願いします」
「了解」
シャマルさんの返事を聞くと、すぐ目の前に別の通信モニターが現れた。
『士さん、シャマル先生、私も状況を見たいんです! 前線のモニター、もらえませんか?』
「あぁ、そうか。シャマルさん、悪いけど俺にも頼めるか?」
「了解、クロスミラージュとトリックスターに直結するわ。クラールヴィント、お願い」
〈 Ja 〉
シャマルさんがそう言うと、クラールヴィントが起動し、シャマルさんは緑色のバリアジャケットに身を包んだ。
「そ
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