第1章 夢への第1歩
第5話 恐るべき煌き
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遊雅……」
2人の不安をよそに、楠田はドローカードを確認し、それをセットする。
「俺は《ダイヤモンド・ドラゴン》をリリースし、モンスターを裏守備でアドバンス召喚!」
「《ダイヤモンド・ドラゴン》をリリース!?」
これには、遊雅、亜璃沙、秋弥の3人が皆驚いた。
亜璃沙のフィールドに並ぶ2体の強力なモンスターを阻むほど高い守備力を持つ《ダイヤモンド・ドラゴン》を、わざわざリリースした事に。
「更に、リバースカードを2枚セットしてターンエンドだ!」
「……私のターン、ドロー!」
亜璃沙は楠田の不穏な動きに警戒しつつ、ドローカードを確認する。
ドローしたのは《祈りのエルフ》。
先程《エルフ族の秘境》の効果でドローしたのは《復興への戦備》。
強力なカードだが、今は発動条件が揃っていない。
「私は手札から、光属性の《祈りのエルフ》を墓地に捨てて、カオス・エルフの効果を発動!光属性モンスターの攻撃力を1000ポイントアップします!」
《混沌の聖女−カオス・エルフ》
ATK/2200→ATK/3200
《ハイエルフ・ソードマン》
ATK/2400→ATK/3400
「バトル!《ハイエルフ・ソードマン》で、裏守備モンスターを攻撃!」
裏側表示のカード目掛けて、雄々しきエルフ族の戦士が疾駆する。
2本の長刀で斬りつけられたカードから、全身の宝石が埋め込まれた竜が一瞬だけ姿を現し、そのまま消滅してしまった。
そして、その一瞬だけ現れた姿を見た遊雅は、再び驚愕する事になる。
「遊雅?」
「今のは……《ラブラドライドラゴン》……?」
「えっ?何なの?それは」
「それなりに高い守備力は持っているが、《ダイヤモンド・ドラゴン》よりも守備力の低いモンスターだ。どうして……」
《ラブラドライドラゴン》
☆☆☆☆☆☆ 闇属性
ATK/0 DEF/2400
【ドラゴン族・チューナー】
ラブラドレッセンスと呼ばれる特有の美しい輝きを放つウロコを持ったドラゴン。
そのウロコから生まれる眩い輝きは、見た者の魂を導き、
感情を解放させる力を持つ。
――その光は前世の記憶を辿り、人々を巡り合わせると伝えられる。
楠田 庄司
LP/2000→LP/1000
「カードを1枚ドロー!そして、《混沌の聖女−カオス・エルフ》でダイレクトアタック!」
勝利を確信し自身に満ちた表情を浮かべた《混沌の聖女−カオス・エルフ》が、両手の力を集約し、楠田に向けてそれを放出する。
「リバースカード発動!《ガード・ブロック》!」
しかし、楠田の前に実体化した《ガ
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