第1章 夢への第1歩
第5話 恐るべき煌き
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ます!」
《エルフ族の拘束魔法》が発動すると同時に、《エルフ族の斥候》と《混沌の聖女−カオス・エルフ》が、《エメラルド・ドラゴン》に向けて魔法を行使する。
すると《エメラルド・ドラゴン》は、まるで見えない鎖に縛り上げられたように、身をすくませて沈黙してしまった。
《エメラルド・ドラゴン》
ATK/2400→ATK/1900
「くそっ、動きを止められたか……ターンエンドだ」
「私のターン、ドロー!」
亜璃沙の手札は0。今のドローカードを確認した亜璃沙は、たちまちそれをデュエル・ディスクにセットした。
「私はフィールド魔法、《エルフ族の秘境》を発動!」
周囲の景色が、豊かな水を湛えた美しい森の中の集落に変化する。
水浴びをするエルフや、木々の隙間を飛び交って遊ぶ幼いエルフ達の姿が見て取れた。
《エルフ族の秘境》
フィールド魔法カード
このカードがフィールド上に存在する限り、『エルフ』と名のついたモンスターの戦闘で発生するそのモンスターのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
また、自分フィールド上に存在する『エルフ』と名のついたモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地に送った場合、自分はデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
「そして、《エルフ族の斥候》を攻撃表示にしてからバトル!《混沌の聖女−カオス・エルフ》で、《エメラルド・ドラゴン》を攻撃!」
光と闇が交じり合った波動が、《エメラルド・ドラゴン》に襲い掛かる。
為す術もなく、《エメラルド・ドラゴン》は波動に包まれそのまま消滅してしまった。
楠田 庄司
LP/4000→LP/3700
「カオス・エルフが《エメラルド・ドラゴン》を戦闘破壊した事で、《エルフ族の秘境》の効果が発動!カードを1枚ドローします!」
「くっ、《エメラルド・ドラゴン》が……!」
「更に続けて、《エルフ族の斥候》で、楠田先生へダイレクトアタック!」
《エルフ族の斥候》が、素早い動きで楠田の元へ駆け寄る。
そして、鋭く光る短剣を、楠田に向けて振り下ろした。
「うぉっ!?」
楠田 庄司
LP/3700→LP/2500
「そして、今ドローした《翻弄するエルフの剣士》を召喚して、私はターンを終了します」
《エルフ族の斥候》の隣に、凛々しい顔立ちの剣士が姿を現す。
《翻弄するエルフの剣士》
☆☆☆☆ 地属性
ATK/1400 D
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