暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ランニング:現実サイド
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めませんが、恐らく発見は不可かと……』
「ああ、もうまどろっこしい!!真夜美、何かデータ無いのか!?」
「在るわけ……待って。覚えが一つだけ」
ニューロリンカーにケーブルをさしこんで直結すると、真夜美が俺にデータを寄越す。
「何だこれ?」
「海底の油田やレアメタル鉱床を探すための小型潜水艦を自立走行させる研究。さっき急いで調べて、特に何も無いからそのままトップに残してたもの」
「いや、それの何処が……」
「プロジェクトが置かれてるのは<オーシャン・タートル>。画像も見て」
すぐに画像も送られてきて、見る。
「……亀か豚か?」
「……泳ぐカメブタ。それを意味する事は」
途端、全てが繋がった。
「『ラース!!』」
「当たり」
ミヤビは微笑んで言った。

翌日。俺達はトライドロンでアスナと女博士の乗ったヘリを追い、オーシャン・タートルへと到着した。
「……おい、本当に大丈夫かよ」
『平気よ。後で落ち合いましょう』
通信機を使った連絡を後に、俺達は船底の停車場にトライドロンを乗せて、身体チェック。
そこから幾つもの身体チェック等を受け、俺達は第一制御室に来た。
「オーシャン・タートルへようこそ」
不意に右側から声が聞こえた。あの馬鹿だ。
とびかかりたい気持ちを押さえ、アスナが出るのを待つ。
「残念ながら、今は紹介出来ないんだ。折を見て、数日中に……」
アスナの合図。
「「じゃあ代わりに私(俺)が名前を言ってあげるわ(やるぜ)、菊岡さん」」
「何ッ……!?」
俺は影から出て、アスナはウイッグとサングラスをむしりとる。
「キリト君を、どこに隠したの?」
「ライトを何処へやった、馬鹿ハイト!!」
「是……」
「……研究助手の身元は、カルフォルニア工科大学の学籍データベースから得た写真で多重チェックした筈だが」
「残念だが、此方にはハッカーが四人ばかし居てね。差し替え済みなのさ」
「因みに、本物のマユミとその仲間は休暇を楽しんでるでしょうね」
にっこりと女博士は言った。
「さて、説明をしてもらおうか。でなければ……」
俺と真夜美は神化して言う。
「今すぐここを宣言で撃沈させる!」
「ちょっ!!待ちたまえ!!今ここを撃沈されたらキリト君達が危ない!!」
「……何?」
俺は神力を身に押さえて言う。
「誤解が在るようだが、少々危険な方法で二人を連れてきたのは申し訳無かった。しかし、彼らを助けたいが為に無茶を承知でやったんだ!!回復したら、ちゃんと説明する筈だったんだ」
「……現代医学では不可能か」
「……ああ。脳の、重要なネットワークを構成していた神経細胞の一部が損傷している。あのまま入院してきたら何時目覚めるか解らない……だからこそ、STLーーーソウル・トランスレーターによる治療を行うために
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