暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ビギニング:吼える龍、スートに覚醒せし三つの王
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「だ、大丈夫なの?」
「触るな、痛いから……それより天命の方は?」
ユイリが頷くと、ステイシアの窓を開けて天命を確認すると、此方を見た。「……残り三千と二百です。あの連続剣の攻撃でここまで……」
前回見たときは一万と九千ちょい。
今日、俺達が三人で剣技の練習台にした且つ、あの連続剣の連撃。
恐らく、大半は撃滅によるダメージだろうが。
「後は二人でも出来るだろ」
「……三千と二百なら確かに、可能ですけど……それよりあの連続剣の名前はなんですの?」
ユイリが聞く。当然の疑問だな。
「……ありゃ連続剣のコンボだ。名前は剣技連結。神聖語で訳すなら<スキルコネクト>って所だ。ま、お前らにゃ早い」
剣を掴んでようやく立ち上がる。
ああ……奥に入り込み過ぎた。恐らく、俺のは剣技突破連結の方が性質は近い気がする。
「さて、俺はこの場から動けん。さっさと……」
と、言った途端。ソルの樹が此方に倒れて、スレイブの樹に直撃した。
「もう倒れたんですか!?」
ユリアが叫ぶ。いや、それよりも……
「逃げろォオオオオオ!!」
それよりも、その重みで伐った方の、つまり俺達の方に倒れてくる訳だ。死ぬ気で逃げないと、天命一発アウト。
「ライトは!?」
「逃げたいけどね……」
身体に負荷が掛かりすぎて痛いんです。
「ちょ、そんなのアリですか!?」
アリなんです。
「「「うわわわわわわわっ!!!!」」」
ずずぅ……ん!と音を立てて、二つの樹は倒れた。


















「危なかったなぁ………」
「本当ですね………」
「死ぬかと思ったわよ!!」
何とか回避に成功した俺達は、そのまま屋敷に戻って母親の部屋で治療をしていた。
「……簡易的な治療ですけど、動けますか?」
「ええ、有難うございます、アリシアさん」
母親……アリシアさんのお陰で、軽くなり、剣を腰に付ける。
「樹が倒れた事により、更に村は繁栄すると思います。今、ユイリとユリアの剣で二つの樹の梢を伐りに行かせています。恐らく、これがチャンスです。樹が届いたら、コレを持って北の<ヤグルシの街>に行きなさい」
渡されたのは、ドライバー三つ。右から、オーズドライバーとコアメダル、ブレイバックル、Vバックルとカードデッキ。
カードデッキには竜の紋様が在り、既に契約が成されている。
「グルドが高価な物を集めている中で、異質な物を出しました。貴方型の剣に合う筈です」
「アリシアさん、有難うございます」
それを受け取り、用意してくれたバックに入れる。
そもそもの話、ブレイバックルを起動させるには、ビートル・アンデットをラウズカードに封印しないと使えないが。
と、そこに。
「アリシア様、お持ち致しました!!」
二人の兵士が、赤
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ