暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0851話
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。……で、多少の改造で済むとなると、それはマブラヴ世界の技術でも可能な改造と思ってもいいのか?」

 幾らシャドウミラーとしては多少の改造で済むとしても、それがマブラヴ世界で不可能だとなれば意味は無い。いや、寧ろその改造を世界各国がシャドウミラーに依頼してくるような事にもなりかねず、そうなればこちらの負担が非常に大きくなる。
 あるいは、その辺をオーブやネギま世界……というか、雪広財閥や那波重工辺りに委託する必要も出てくるかもしれない。そんな俺の疑問は、幸いレモンの浮かべた笑みによって解消される。

「確かに今のマブラヴ世界だとちょっと難しいかもしれないわね。単純にバッテリー周りの換装以外にも、それを管理するシステム側の方も手を出さないといけないし。けど、難しいと言っても多少程度だから、ある程度の技術がある場所……例えば戦術機の自国開発が出来る国なら、可能だと思うわ」

 戦術機の自国開発か。そうなると、アメリカ、日本、統一中華戦線、ソ連、欧州、スウェーデンってところか。ああ、中東辺りも入るな。

「それと、推進剤ね」

 レモンの後を継ぐようにマリューが口を開く。

「戦術機の推進剤はジェット燃料を使ったものなんだけど、これをSEED世界のMSの物に変更すればバッテリーの交換と合わせて……そうね、ざっと2.5倍から3倍程度の稼働時間延長が可能よ。ただし、勿論推進剤の方についても制御周りを含めてある程度の技術がある国じゃないと改修は難しいでしょうけど」
「へぇ、それはまた……随分と嬉しい報告だな」

 現状では他の世界の兵器をマブラヴ世界に輸出する事を考えてはいるが、だからと言ってマブラヴ世界の戦術機の開発を途絶えさせていい訳でも無い。
 いや、寧ろマブラヴ世界特有の戦術機開発は是非継続して欲しいところだ。
 資源やら何やらが乏しいマブラヴ世界だ。BETA関係以外では、戦術機は最大の商品となり得るだろう。
 ……まぁ、条約により兵器を売るというのは基本的に出来ないというのを考えれば、色々な意味で微妙ではあるが。それでも兵器を完全に他世界に依存するような事になれば、もし何かあってゲートが破壊されてホワイトスターとの繋がりが無くなった場合……そして、その時にまだBETAが残っていた場合、まず間違いなくこの世界は詰む。
 そんな風に考えていると、再度レモンが口を開く。

「それと、ある意味では今回の報告の目玉だけど、戦術機にTC-OSを搭載させる事に成功したわ」

 本来であれば画期的と言ってもいいような発言。だが、レモンの顔はどこか浮かないものがある。

「TC-OSの搭載に成功したなら、かなり大きいだろう? 何で浮かない顔をしてるんだ?」
「バッテリーや推進剤と同じよ。TC-OSをそのまま搭載しても、戦術機
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