マブラヴ
0851話
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しな。
「それで、早速港の建設を開始したいのですが、メギロートとイルメヤを100機程、シャドウを20機程使っても構わないでしょか? それと量産型Wも」
レオンの言葉に少し迷う。
建築作業に使うにしては、多少機数が多いように感じたからだ。
勿論鵬法璽で縛られている以上、妙な事を考えようがないと思うが。
「随分と過剰戦力じゃない?」
俺と同じ事を考えたのだろう。マリューがレオンへとそう尋ねる。
だが、それに答えたのはレオンではなくエザリアだった。
「この世界では、BETAに対して抵抗せずに大人しく殺されるべきと主張している、キリスト教恭順派というものが去年辺りから急速に力を増してきているの。で、そのキリスト教恭順派にしてみれば、BETAというのは神の試練。……つまり、神の御使いという認識らしいのよ。その神の御使いの身体を材料にして資源や食料を得るというのは許されざる事……という認識らしいわ」
なるほど。つまりは……
「テロに走る可能性が高いか」
狂信者が何をするのかを考えれば、その答えは単純だ。
そして、エザリアは俺の予想通りに頷きを返す。
「ええ。オーストラリア政府からもその辺の忠告をされたわ。事実情報を集めた限りだと、アクセルが国連総会の場でキブツの存在を明かして以降、キリスト教恭順派が活発に動き始めているらしいわ」
「また厄介な。……確かにそんなイカれた考えを持った奴等にとっては、BETAの死体を受け取る為に造る港は格好の標的だろうな。分かった、メギロート200、イルメヤ150、シャドウ50機を使え。量産型Wも必要だと思うだけ連れて行って構わない。……ただし、ここまで戦力を出す以上、テロの被害は出すなよ」
「はい、分かりました。それと、オーストラリア政府からも護衛を出すと言ってきていますが?」
「断る……のは色々と相手の面子を潰すか。なら島の外、海上警備を任せろ」
海上から侵入しようとしてくる相手を少しでも減らしてくれればそれでいい。
メギロートやイルメヤのAIや、量産型Wなら熱探知やらその他諸々の方法で港に侵入しようとする相手を探知するのもそう難しくはないだろうが、少しでも手間を省けるのならそれに越した事はないしな。
「ではそのようにさせて貰います」
こうして港についての話は一段落すると、次にレモンが口を開く。
「技術班からも幾つか報告があるわ。まず、以前のゲート襲撃の際に入手した戦術機を使って幾つか試してみたんだけど、SEED世界やネギま世界のバッテリー技術を使えば飛躍的に稼働時間が延びるわ。ただし、現行の戦術機のバッテリーに対してそのまま流用出来ないから、多少の改造は必要ね」
「だろうな。さすがにそのまま流用できるとは思ってなかったよ
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