ハイスクールV×D ライド9
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り動揺が浮かぶ。……眷属にもハーレムにも興味が無いが、長く生きられる種族に転生すれば、その分だけ詩乃と長く一緒に居られる。……そもそも、四季の中では結構評価が高いソーナである。
『ええっ!?』
明らかに自分達とは違う態度に叫び声を挙げるグレモリー眷族の皆さん。
「え、えーと、流石に詩乃の意思を無視して……」
「わ、私も四季と一緒に居られるのは……」
顔を真っ赤にしてそう答えてくれる詩乃さん。本人の意思も問題ない様子。
「いや、オレは詩乃以外を女王にする気は……」
女王は眷属内のbQ。四季にとって詩乃以外の誰かをそんな立ち居地につける気は無い。
「それでしたら、両親やお姉さまに相談しても良いですよ」
女王の駒を既に使っているソーナでは無理だろうが、四季が悪魔に転生した場合一時的に別の誰かの女王として預かると言う事だ。四季が上級悪魔になれば未使用の女王の駒と交換すれば、問題ないと言う事だろう。
リアスの時とは違い本気で前向きに考えそうになる四季である。
「ふふ、冗談ですよ。残念ながら、貴方は私の手持ちの駒では転生できそうにありませんし」
「そうですか」
四季の声にちょっと残念な響きが含まれているのに気が付いてリアスの表情に焦りが浮かぶ。
「それから、貴方が探している人の事、私も協力させて頂いて良いですか?」
「……条件は?」
「いえ、リアスが貴方との交渉に失敗したようなので、あまり私達に敵意ばかり持ってしまわないように、と思ったので」
ソーナとしても四季に敵意を持ってほしくは無いと言う意思も有る。
「それと……」
「分かりました、会長」
何時の間にか話は纏まり協力者として生徒会……強いて言えばシトリー眷属に協力者となる事を約束する四季だった。まあ、四季が協力するならば詩乃も一緒に協力してくれることだろう。
当のソーナは気付かない事だが、下手をすれば一大勢力なりそうな惑星クレイ由来の力を得ている彼の友人達も上手くすれば協力者に出来る所まで話を進められたのだ。
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