第二十八話 森林の暗殺者
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何なら俺がやるけど」
ユーノ「大輔さん。なのは達は見張り番から外した方がいいです。」
賢「そうだね、それじゃあ…」
アリサ「ちょっと待ちなさいよ!!何勝手に決めてんのよ!!」
アリシア「私も見張りやりたい!!」
賢「君達は疲れてるだろ。無理しないで休むんだ」
すずか「でも…」
賢の言葉にすずかは納得出来ない顔をする。
大輔「お前ら、少しは甘えろ。な?」
アリサ「…分かったわよ……」
大輔が優しく言うとアリサ達は渋々頷いた。
見張りは大輔→ユーノ→賢の順番ですることになった。
なのは達は路面電車の柔らかいクッションのきいた座席に毛布に包まりながら横になった。
しばらくすると、なのは達から寝息が聞こえてきた。
賢とユーノは互いを見合わせると苦笑した。
基本的に夜行性のツカイモンは路面電車の上で星を眺めている。
賢とユーノは交代の時間まで仮眠を取る。
2人が仮眠を取って数十分後。
路面電車から1つの人影が…。
ツカイモンは気づいていたが、そのままその影を見送った。
人影は大輔の近くまで来る。
大輔はそれに気づくと人影の方を向く。
大輔「フェイト…」
フェイト「ごめん。よく眠れなくて…」
大輔「仕方ねえよ。初めてなんだしな。チビモンは寝たのか?」
フェイト「うん。」
大輔「そうか。」
そこから話が続かなかったが、決して苦痛ではなかった。
大輔「俺さ、この世界に来れてよかった」
フェイト「え?」
大輔「一輝兄ちゃんにも会えたし、賢とも友達になれた…元の世界に帰った後のことを考えると辛いけどな…でも一番良かったのは」
フェイト「…………」
大輔「フェイトに会えたことだ。お前に会えて本当に良かった。」
フェイト「大輔…」
大輔「元の世界に帰ることになっても、お前との思い出があれば頑張れる」
フェイト「だったら…」
大輔にそっと寄り添うフェイト。
大輔「ん?」
フェイト「いっぱい思い出を作ろう?何があっても忘れないような思い出を」
大輔「そうだな」
賢「やれやれ、交代の時間になっても来ないから何事かと思えば…」
ユーノ「若いですね…」
賢「君も若いだろ?」
爺臭いユーノの言葉に賢がツッコミを入れる。
ユーノは苦笑して、大輔とフェイトの元に歩いた。
ユーノ「大輔さん。交代です」
大輔「ん?ああ、もう時間か。フェイト、行くぞ」
フェ
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