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魔法使いと優しい少女
第13話 花火と告白
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守ってやれよ。」

そう鉄粋は言って海を見ていた。

狼牙「あ、ああ。」
俺は頷いて海を見ていた。


ゆたか「お待たせ。二人とも。」

そうゆたかは言って走って来た。

俺は立ち上がって振り向いた。狼牙「そこまで待ってないぜ。」

俺はそう言った。
ゆたか「なら、よかった。」

ゆたかは下を向いて言った。

俺達は海に向かって走った。

海に入ると数多くの魚が泳いでいた。

俺は右拳に風の魔法を発動した。

狼牙「疾風水流破!」

海の水を利用してそれを岩に向けて放った。
岩は跡形もなく砕けた。
俺は息が続くまでやってみた。

しかしさすがに10分が限界だった。

俺は空気を吸うために陸に出た。

狼牙「死ぬかと思った。」

俺はそう言って空を見ていた。

ゆたか「狼牙君何してるの?」

ゆたかはそう俺に聞いてきた。

狼牙「新技を考えてただけだよ。」

俺はそう言って片手を空に向けた。

ゆたか「そうなんだ。」
ゆたかはそう言って俺の隣に座った。

狼牙「そういや、鉄粋と六月とエヴィとゆうりは?」

俺はゆたかに聞いた。
ゆたか「ジュースを買いに行ったよ。」

そうゆたかは言って俺をじっと見た。

狼牙「どうした?」
俺はゆたかに聞いた。
ゆたか「私、虎龍砲が破壊された時怖かったんだ。狼牙君の背中が守れなくなるんじゃないかなって。」

そうゆたかは言った。
俺はゆたかの頭に手を置いてこう言った。

狼牙「バカかお前。俺達の絆はそんなのじゃ切れないだろうが。」

そう言って俺はゆたかの涙を拭き取った。

ゆたか「狼牙君。」
ゆたかは泣くのを止めて俺に笑顔で笑ってくれた。

狼牙「そろそろ行くか。」

俺とゆたかは俺と鉄粋が敷いたビニールシートに向かった。


鉄粋「ようやく来たか。」

そう鉄粋は言った。
狼牙「ああ。ちょっとな。」

俺はそう言って空を眺めていた。


六月「それよりお昼にしませんか?」

そう六月は言った。
狼牙「なら、海の家で食うか?」

そう俺は言った。
六月「そうですね。マスターどうします?」
六月はエヴィに聞いた。
エヴィ「どちらでも構わないぞ。」

そうエヴィは言った。
俺達は海の家で何か食べることにした。



〜海の家〜



俺達は海の家でメニューを見ていた。

狼牙「すみません。」
俺は店員を呼んだ。店員「はーい。何になさいますか?」

店員は聞いてきた。
狼牙「ラーメン二つにカレーライス三つとかき氷イチゴミルク5つお願いします。」

そう俺は店員に言った。

店員「わかりました。少々お待ちくださ
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