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Fate/staynight/the/crossovermoment
真の魔術
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俺の投影はスケッチブックと鉛筆で発動していた。
それを急に素手で無から投影すると言われても理解出来ない、訳じゃないが難しい。
「普通の投影を教えるのは、容易いが。
君の様な「イレギュラー」に全く別の基本を外れた魔術を教えるのは骨が折れる」
「基本的な投影の基本は学んだ。
でも・・・・普通の投影を学んでも、俺の投影は上達しない」
だが、師匠の存在は俺の魔術を投影を変えた。
教え方に問題は有ったが、独学で鍛錬するよりは断然、良い。
「別に好んで「イレギュラー」を演じてる訳じゃない。
俺に適した魔術が「イレギュラー」だからだ」
普通の魔術が使えるなら、俺は投影魔術なんて使わない。
神崎家の遺伝的能力だが、扱いが難しく成功確率も通常の投影と比べて極端に低い。
普通の魔術、一般的魔術師が使っている魔術が羨ましく妬ましいが他の魔術師が俺を見れば逆に妬まれる。
俺の魔術は異能、元々魔術自体が異能と呼べる代物だが魔術を扱う魔術師から見れば妬みの対象、研究対象的な目で見られる。
「不思議な理由だ。
君は自身を魔術師として見ていないと聞いたが、何故だ?」
「何故って・・・・有り得ないから?」
「疑問を疑問で返すな」
と言われても、美味く返答出来ない。
俺が魔術師?と言われても悩む。そもそも魔術師の実感が湧かない。
俺が魔術師?夢だよ夢 夢(笑)納得の一言で君は魔術師!が疑問の一言だ。
魔術が発動出来るのが魔術師?魔術を専門的に扱うから魔術師?考えれば考える程に疑問は膨らむが、俺を魔術師として見るのは無理が有る・・・気がする。
「ご飯、出来たニャ!」
扉を勢い良く開け、モオズ・アカラト登場!
「下で夜桜と遠坂が待ってるニャ!
早く降りて来ないと、ご飯が冷めちゃうニャ!」
「OK。
一旦休憩、飯でも食って休憩しようぜ」
無言の了承でアーチャーは歩き出す。
最近、俺とモオズ・アカラトは遠坂 凛の家に入り浸っている。
居候に近い状態で無料で部屋を借りている状況で申し訳ない様な気持ちが最初、当初は隠せなかったが徐々に慣れた。遠坂の家は大きな屋敷で広く快適だ。しかも一人暮らしと聞いて尚、ビックリだ。
「今日の晩飯の当番は?」
「夜桜 叶ニャ」
「お、期待」
遠坂家ルール 食事家事は交代で順番で臨機応変に!
今日の食事担当は夜桜 叶、俺と同じく居候だが、彼女は遠坂 凛の弟子らしく同居してても問題ないと思われる。
逆に俺の場合は半バカ無理矢理、遠坂の家に閉じ込められた?状態で迷惑じゃないが困ってる。
遠坂の親切心で匿ってくれているのか、俺の魔術回路の暴走を恐れてるのか?
「遅い!」
ドアを開けた瞬間、遠坂の声で部屋が震えた。
「す、すいません」
誤って自分の席に座る。
奇妙な状況だが、アーチャーの食事に参加する
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