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Fate/staynight/the/crossovermoment
真の魔術
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の血管の魔術回路「LOST・ZERO」の魔力を収縮、手元の石に強化魔術を発動した。
石の特徴を強化、単純で基礎的な石を強化、手元の石を更に固く。
「完全に魔術回路は活動しているな」
俺の作業を見てアーチャーは言った。
以前の俺は魔術回路が不完全で魔術を使う度に自身の身体を心を蝕んでいた。
自分でも気付かない侵食は、俺の心を身体を蝕み、人間性を失い掛けていた。
今の俺の魔術回路は完全に正常に稼働している。魔術回路が完全に完璧に稼働しているのが普通で当たり前なのだが、先日迄の俺、神崎 斬叶との魔術回路は不完全で曖昧な魔術回路だった。
完全に完璧に正常に魔術回路が稼働しているのが普通じゃないが、アーチャーとの決闘がキッカケで魔術回路は正常に今迄以上に稼働している。
アーチャーが言う話だと、今迄、使われてない魔術回路が戦闘のストレスで無理矢理に稼働したと言っていた。
結構前の俺が邪魔、使えないと判断して破棄された魔術回路が目覚めたのが、俺の魔術が復活した理由なんだが何故、使われてない魔術回路が目覚めたのか?
俺の魔術回路は血管と融合している。血管の血液と共に魔力が波動共に流れ体内を巡回している。
なら、なんで使われない魔術回路なんて存在したんだ?
常時、血液と共に俺の体内で巡回されているなら、使われない魔術回路なんて存在しない筈だ。
血管が俺の魔術回路で魔術回路が俺の血管なんだ。
「投影は基本は己の想像、強化の基本は物の構成の把握。
君に足りない物は把握能力だ」
「把握能力?」
「投影は想像、君の中の想像、幻想、空想を形にしている。
強化は投影の劣化版だ。
物を想像するんじゃない。物の本来の能力を君が与えるのだ」
「本来の・・・・能力」
投影は自分の想像を幻想を空想を具現化する魔術で、強化は物本来の能力を引き出す魔術、俺の知る俺の唯一出来る魔術、投影魔術と使われる回路が違う。脳の思考回路、想像を具現化するのが投影の基本で投影を極めるなら想像力を鍛えるのが一番の近道だ。投影魔術を扱う為に想像力は鍛えに鍛え、大抵の物は想像出来る様になった。
映画とかドラマとか見てると良い練習になる。師匠は自分の未来の姿を想像して投影魔術に必要な想像力を鍛えたらしいが自分の未来の姿を想像するなんて、俺には出来ない。
「本来の使い方と言った方が解りやすいか?」
「本来の使い方?」
「その物の本来の使い方だよ。
石を君は、どう扱う?」
アーチャーの一言でピンと来た。
石の特徴、石の形状、石の硬さを方程式に収め集中する。
強力な魔力を拡散、微弱な魔力で石を強化する。
「こ、こうか?」
石の形状は変化しない。
形状は変化しないが、色が変化する。
「成功、と言いたいが未完成だ」
そう言ってアーチャーは俺が強化した石を手に取り言う
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