都市伝説
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なんで勝負になっているのかは不明だがどうやら一方的に喧嘩を御坂が吹っかけたわけではないようだ。男が反論しようとして御坂に論破されている。すでに言質は取られているらしい。ならば蓮が御坂を止める必要もないということになる。
「そうなんですか。一応止めに来たんですけど……俺が口出すべきではなかったみたいですね。」
「い、いや!ちょっと待ってくれよ!俺は決して闘うことに意欲的というわけでは……」
「でも、やってやるって言ったのならやるしかないですよ。それに俺の炎を打ち消せるくらいの能力もってるなら死にはしないです。電気も消せるところを見ても大体の能力を打ち消せるみたいですし。」
「……お前、自分の能力簡単に消されたこと根に持ってる?」
「まさか。では、頑張って下さいね。御坂さんお邪魔しました。」
「うん、気を付けて帰ってね。」
「絶対根に持ってるだろ!?ちょ!ちょっと待って!!助けて!!神谷君とやら!!ねえ!!!」
後ろから聞こえる悲痛な男の叫びを聞きながら蓮は河川敷から出る。その直後後ろから悲鳴と雷が落ちたかのような衝撃。
(ざまあみろ)
結局男の能力の詳細も喧嘩の理由もわからなかったが、自分の炎を打ち消されたことが何気にショックだった蓮は逃げるために走り出した男の悲鳴を聞きながら心の中でそう呟いた。
その次の日。あの後、白井が例の呪文を唱えながらパンツを持って御坂に襲い掛かったことを聞き
(白井……なぜパンツ……?)
と白井の脳内に恐怖しつつ蓮は御坂に何かお詫びにおごってあげようと決めたのだった。
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