ビギニング:新たな世界
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いな物だ。
しかし、俺はあれ以来菊岡との接触はしていない。
「取り合えず歩くか」
『だねー』
何処までも呑気のコイツの性格にあわせて投げやりにした。取り合えず面倒。
暫く歩くこと十分少々。
「疲れたぁ……」
『へばるの早っ!?』
早々に俺はへばっていた。
「本当にここアンダーワールドかよ……」
『迷ったとか言わないでよ!?』
「とは言っても、ベースにザ・シード使ったのは比嘉の奴だし、そもそもザ・シード規格のゲームなんてこんなもんだし……」
『もう!!身体貸してよ!!』
ロードが俺の身体を奪い取ると、髪は黒のまんまで交代が完了した。
「あれ?真紅にならないや」
『知るか!!』
俺は精一杯声を張り上げてロードに言う。
「煩いよ!!もう……」
ロードは膨れっ面しながら歩くと、洞窟が見えた。
「洞窟?」
『……行ってみるか。大したModが出るわけじゃないし』
「ライト?……まぁ、そう言うなら」
ロードは言う通りにし、俺達は洞窟内に入っていった。
「うわ、暗い!!」
『当たり前だろうが』
もう、本当にロードに肉体渡してて大丈夫かと思ったとき。
「ちょっと!!離しなさいよ!!」
声が聞こえた。
『ロード!!』
「うん!!」
ロードは忍び足しつつ走ると、反響した声の大元へ辿り着く。
ロードの銃弾眼で見ると、少女が二人と、RPG系統の定番、ゴフリンの群れが居た。どうやら、少女達の方が捕まったらしい。
「大人しくしろっての!!テメェらは俺らのオモチャになるんだからよぉ!!」
「誰が!!そんなものになる、もんですか!!」
おお、意外と強気だな、あの女の子。と、思っていると。
「多少傷物になっても構わない。静かにさせろ」
一人のゴフリンがその少女を捕まえているゴフリンに言った。
途端、出した物は、巨大な蛮刀。
「ライトーーーーー」
『行け、抹殺しろ』
俺は冷静にロードに言うと、
「ッ!!」
刹那、ロードは疾風となってそのゴフリンの両腕を切り裂いた。
「なーーーー!?」
「えっ!?」
宙に打ち上げられた少女をキャッチし、ロードは言う。
「怪我無い?」
「あ、貴方は……?」
少女を地面に立たせて、言う。
「唯の通りすがりの銃士さ」
そして、両手に銃を保持すると、俺達はゴフリンを見る。
「君達、覚悟は出来てるよね?よってたかって女の子を連れ去ろうなんて、僕が許さないよ」
「チィッ!!そのイウムだけでも連れていけ!!俺達はこいつを!!」
「り、了解!!」
奥に居
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