暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico4恋愛は友情の切れ目
[2/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「やっぱりシャルちゃん達はまだなんやなぁ」
「階段だからな。ま、一番乗りだから、そこは良しとしよう。もしかすると、この一番乗りが学校生活で、最初で最後かもしれないからな」
「あー、そうかもな」
わざわざ一番乗りを目指して登校するほどせっかちでもなければ、これからちょくちょく管理局の仕事が入って休みや遅刻・早退しなければならないこともあるだろうし。一応、そこのところの配慮はしてもらっているため、よほどの事がない限りは学業優先となっている。
「・・・えっと、出席番号順に座るように、か」
黒板にそう記されていたから読み上げた。よく見れば机には名札が張られている。窓際の先頭から1番と始まり、5番を最後列として、次列が6番から始まる、という席順だ。真っ先に「わたしは32番・・・1番後ろやな」はやてが自分の席を見つけた。廊下側、教室後部の出入り口付近で、出席番号の最終番だった。
「あっ、隣はシャルちゃんや! 出席番号27!」
「おお、本当だな。なかなか気の利いた偶然じゃないか」
はやてが自身の席の隣がどんな子なのだろうかと確認して気付いた事実。俺も、出来ればはやて(ついでにシャル)の近くが良いな、と思って付近の席を調べて見る。と、「俺は・・・えー・・・、出席番号16番だな」自分の席を発見。中央列の最後列。窓側・廊下側とは違って、列1組分突き出している。これで俺とはやてとシャルは揃って最後列が決定。まぁ、3人とも視力は悪くないため問題はないが。
「へーい、ただいまー!」
そこに元気いっぱいの挨拶が教室内に響いた。シャルだ。クラスメートを引き連れての帰還だ。
†††Sideルシリオン⇒イリス†††
はやてとルシルと別れた後、わたしはこれから一緒に勉強することになるクラスメートと一緒に、幅が2mほどもある中央階段を上る。そんな中で、「シャルさん。あなた、はやてさんやルシル君、それにアリサ・バニングスと親しいみたいですけど・・・」先頭を行く学級委員長(クラスのリーダー的役職らしい)の咲耶が話しかけてきた。
「まぁ親友だし。出会いは去年の春ごろ。最初はなのはとすずかとアリサと仲良くなって、その後にフェイトとアリシア。はやて達とは冬に出会ったの。歳も同じだし、それからは一緒かな」
「冬・・・。最近なんですのね。・・・ということは、わたくしの方が早くはやてさん達とお友達になったのですのね」
「それで? 咲耶はどうなの? 病院で知り合ったって、はやてから聞いたけど」
そこが気になってたから、こっちも訊き返す。すると「いいですわよ。そう、あれは忘れもしない、運命の日ですわ。去年の7月11日でした」咲耶は当時の思い返すかのように目を閉じて頬を朱に染めた。あのさ、ルシル。もうホントさ、どん
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ