二十四章 幕間劇
美空と久遠の黒歴史
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ど、今聞くと少しだけ触れる事を許可したかったけどここよりも違うからな。色々と整備していると分かる。
「堺から来た商人から買った鉄砲や南蛮の道具を、いじったり分解したり、それはそれは楽しそうに・・・・。確か一真の銃も分解しそうにしてたわね」
「御大将と同じっす・・・・」
「おいおい、それって俺の目の前で分解しそうになったアレか?『ええアレよ』余程珍しいからだったかもしれないな。俺達の銃というより鉄砲か」
「試し撃ちがしたいって言って和奏達と出掛けてはいたから、一日中籠ってるような事はなかったけど・・・・」
「あー。だったら御大将よりはマシっすよ」
「御大将、本気で一日籠ってた」
「・・・・でも鉄砲を分解しながらニヤニヤしてたのは、さすがにちょっと引いたわ」
「一真さんはそういうのに好かれるクチ?」
「隊長は分解しながら鼻歌を歌いながら掃除してましたもんね、でも表情は真顔でしたよ」
「分解する気は分かるが、さすがにニヤニヤしながらはしないぞ」
そう言いながらだったが評定の間では一葉と共にいた久遠もくしゃみをしたのだった。
「くひゅっ!」
「・・・・どうした、久遠。おぬしも風邪か?」
「分からん。体調には気を付けているつもりだが」
「気を付けてちょうだいよ?大事な時期なんだから・・・・くしゅんっ!」
「美空も人の事、言えない」
「う、うるさいわね・・・・。分かっているわよ」
で、こちらは美空が試し切りについてを話していた秋子。戦場以外はしなかったからそこだけはマシなようだが、空と俺が来なかったら今頃どうなってたかは俺でも分からないな。夜な夜な領地に繰り出しては・・・・と松葉が恐い事を言う。俺も正直こんなのをもらってもいいのかなと思ったくらいだからなー、それにその時は結菜がちょうど嫁いでた時だったらしい。跡取りは空がいたから問題はないが・・・・。
「秋子さん以上に心配だったっすよー」
「ちょっと、私は関係ないでしょ!」
「秋子も一真さんに娶ってもらえばいい」
「ちょ・・・・・っ」
「ああ、それいいっすねぇ」
「一応推測してたけど、やっぱりそういう流れになっちゃうのか」
何かそういう流れに来たけど、俺的には迷惑ではない。秋子と俺では歳が離れているというが、一応俺から言っとくが秋子よりも年上で人生の先輩何だけどな。
「一応言っとくがお前らを俺から見ると小娘にしか見えんよ、秋子のような年上は俺らの嫁の中にもいる。黄忠と厳顔に黄蓋だったかな?ま、歳の事を話すと弓矢が飛んでくるが・・・・。ほらな」
ほらなと言った後に俺の頬をかすめた弓矢が飛んできたけど、これは紫苑だな。銃の方もだけどやはり元から持っている弓矢でも百発
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