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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章 幕間劇
美空と久遠の黒歴史
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「目と鼻の先・・・・」

「あんなの簡単な話だけで、人間業ではないぞ。相手が撃つ前にこちらが撃って相手の鉄砲を暴発させるのは、こちらとしてはよくある事だ」

「あとは警戒な厳重である敵城にちょくちょく忍び込む時がよくありますからね、隊長は春日山もしましたし」

「あんな崖から忍び込む事を考えない方が悪い、俺達は少数で城を落とすのが当たり前だ」

そう言うと秋子もそっちの方と言われても、俺が悪いのかと思うが正直言って俺達より美空の方が無茶苦茶だと思うが。それにあんな簡単に登り降り出来る崖を用意するなという話だ。絶対に止めろというなら、最初から沙紀から止められるが止めなかった沙紀。

「秋子さんには悪いですけど、正直言って春日山ももう少し厳重にしないと私達では数分で忍び込めますよ?」

「そんなにですか!?」

「地上からでも空からでも侵入経路があれば、隊長がしなくとも私達でやっています。まあ隊長は前線で仕事をしていますからね」

「そうだな、城を落とすなら爆弾を投げてから城門破壊してから進軍するな」

「別な言い方だと、御大将にもいい旦那さんが出来たって事っすねー」

秋子的には美空を抑える旦那が欲しかったようだが、この時代で勝てる者はオーバーテクノロジーを持った俺達ぐらいだろうに。割れ鍋に綴じ蓋と言う松葉だったが、その意味は何だったかな。本人が謙遜する時に言う事のような気がした。

「でも空様と一真さんが来る前に比べたら、御大将、だいぶマシになったっすよー?」

「まあそうねぇ・・・・」

「それはある」

「一応聞くが、空が来る前はどんな感じだったんだ?」

「御大将、刀の収拾が趣味」

そのくらいなら別に珍しい趣味でも何でもないと思った。コレクションで集めるのであれば問題はないと。そしたら休みの時は部屋に籠って、日がな一日、刀を眺めたり磨いたりしていたそうだ。刀を見つめてはニヤニヤ笑っていたそうで、年頃の女の子がやる趣味ではないな。例えば俺や他の男共だったら文句は言えんかもしれないが、自分ではコレクションでも他人から見たらゴミだと言われる。

「それは何と言うかご愁傷様だったな、確かに俺でも引くな」

「・・・・まあ、あの頃に比べたら、今は空様や一真さんと遊びに行きたがるようになったし、だいぶマシになった気がするわね」

「・・・・それ、久遠も同じだわ」

「それはマジか?結菜」

「そうなんすか?」

「・・・・久遠の場合は鉄砲だったけどね、一真が持っている鉄砲を見てからは一真がいないところではしゃいでいたわ」

それは納得としか言いようがないな、それは。確かに俺が銃を持っていると目をキラキラさせながら、俺達の銃を見ていたからな。触らせないようにしていたけ
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