二十四章 幕間劇
美空と久遠の黒歴史
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俺的には気軽で構わないと言ったんだが」
「そりゃあの時見せられた翼や神様だって言うからには失礼のないようにと思っていただけよ。今なら言える事よ」
「私や詠美が初めて会った時は普通の人間だったんだよ〜、でも私達の世界が崩壊した時に金色の姿を見たのが初めてご主人様が神様的存在だったって事かな」
「まあ私は桃香さん達みたいに最初から人間だったというのは知っていたけど、今私達がいる拠点で会った時は別の容姿をしていたからかもね」
結菜と初めて会った時は、久遠が俺に馬乗りしていたし、食事の時に翼だけを展開していた。で、俺の愛妾となった久遠に結菜は話し方も接し方も初めて会ったよりかは柔らかくなっていた。そんで織田家中で最強を名乗り始めたのは、森親子を倒した時だったのかもしれないけど、今でも最強の座は揺るぎがない。武術も部隊の動かし方も鬼化したドウターとも戦っていないけど。
「この世界に来て進歩したのは、早めに鉄砲部隊を入れた事かもしれんな」
「私達がいた世界ではなかった技術だもんねー、ご主人様との生活している時は鉄砲技術や兵の動かし方を学んでいるけど」
「私がいた世界では銃を持つのは犯罪だったけど、刀を持つ事は許されていたわ」
「へえーそうなんだ。桃香や詠美たちの拠点っていうのは気になるけど、一真の女性への接し方は相変わらず上手いと言っておこうかしら」
そう言った結菜だったが、俺は奏と出会って妻にするまでは俺は独身であり、桃香達を妻としたのは拠点と言われるところで婚約したからだ。奏と出会い桃香達と出会ってからは、女性への接し方を教わったりしていたと言ったら結菜は信じられないという顔をしていた。まあ信じられないのも当たり前だけど、俺は最初からこういう性格ではないからだ。最初は女性への接し方も下手だったが、沙紀みたいに一緒にいる隊員達と過ごす内に自然と接し方も理解していたからだ。
「今の俺は奏達や仲間たちが増えたお陰で、拠点と離れていても大丈夫だと思っている。まあ桃香達は援軍として来たようなもんだ」
「確かにそうかもしれないわね、久遠が一真の愛妾となってからの生活は飽きないぐらい楽しい生活だったわ。一番変わったのは久遠かもよ」
「そうかもな、会う前後だと違う気がする。何と言うか女の子ぽくなったとでも言おうか」
こういう他愛のないやりとりをするのも、穏やかな口調もここは躑躅ヶ崎館のはずが美濃や尾張に戻った感じだった。少し休憩をし終えた桃香達は船から愛紗たちからのお呼ばれで、船に戻って行ったが沙紀だけはここに残った。俺の奥方衆代表でもあるのか、この先での連携についてをだったが俺は無言で結菜の膝を借りた。結菜はいきなりだったが、未来の妻となるのだからこれくらいで怒る事は無い事である。
「・・・・膝を
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