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Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
6 流れ星は突然に
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るのではなく恐怖や驚きで表情が固まったのだろう。それを見て流石に不味い、そう思うと、
「アスナ、ちょっとクライン頼んだ。」
それこそ本気で絶望で溺れそうな勢いのクラインをアスナに任せておく。
アスナにフォローされたらそれはもう不屈の精神を取り戻すだろう。
そして自分は、
「安心しとけ、普段は気のいい兄貴みたいなもんだよ。その辺の薄汚い奴らみたいなことするような奴じゃないし今は一応俺もいる。な?」
ポンポンと落ち着かせるように頭を軽く叩きながらクラインのフォローをしておく。
触れた髪は柔らかくてそれだけならただの可愛い女の子で終わるんだろう。
でもその少し震えた肩の強ばりはなんかワケありなんだろうな、そんな事が容易に感じ取れた。
「...そう...ですね。本当に...、本当に頼っていいですか?」
絞り出されるような声とともに上目遣いに俺を見る目は、手が頭に触れるたびに少し細めている。
「さっきの動き見てたろ?絶対間に合ってみせるさ。」
クスッと笑って見せると肩の強ばりも少しづつ落ち着いてきたので、
「さて...今から探索兼ねてレベリングなんだがクライン来るか?」
アスナの業務用笑顔とフォローに完璧に立ち直った様子で、
「へぇ、行っていいのか?」
と返してきた。多分この状況を壊していいのか?という皮肉も混じってる...わけないか、クラインだし。
「ああ、せっかくだしな...いいよな?」
元からのメンバーである二人、特にミーティアに確認してみる。
「私はいいよ、多少ローテも楽になるし。」
アスナはOK、問題のミーティアはというと、
「だ、大丈夫です!」
おいおいそんな一々テンパってて大丈夫か...。
しかし、そんな心配は杞憂に終わる事はもう少し経ってからだった。
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