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Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
6 流れ星は突然に
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亡者が使っていた物に似ている鎧が売っていた。
 しかし装備するには筋力値がキツいのでパスだ。
 道具屋はまあいつもとあんまり変わらない。

 とまあ大体周り尽くしたタイミングで、

「あ、やっと見つけた。サボりですか?」

 若干ジト目で聞いてくるのは有名な閃光さん。

「ああサボりだ。昨日あれだけ仕事したんだから文句ないだろ。」

 苦笑しつつ返すと、

「アナタたちで勝手に始めたんでしょう?お陰でまたソロ組とギルドのレベル差がついたんですからね。」

 ...ああ、そう言えば昨日のあの一騎当千&決闘は俺以外誰も関わって無いんだよな......。

 少し肩を落としながら、

「へいへい、まあ暇だったしフィールド探索とクエストくらいこなすよ。」

 と行こうとすると、

「あ、ちょっと待ってくれます?」

 珍しくアスナが引き止めた。

 正直、攻略組って事と最初のボス戦でレイド組んだくらいしか接点が無いため俺には何故アスナに呼び止められたか見当が...あった。

「あ、いやっその...、24層のフィールドボスのソロ討伐は偵察してたら逃げ切れなくなって仕方なくですね?」

 慌てて取り繕うと、

「...へぇ、その件あとでじっくりと詳しく聞かせてもらいますよ?」

 満面の笑みを浮かべるがいかんせん目が全く笑ってない。

「うわ墓穴掘った...。あれ、違うならどうしたんだ?」

 もう頭を抱えていると、目の前にパーティ申請が。

「一緒に連れてってくれない?ギルドに新しく入ってくれた人のレベリングに協力して欲しいの。あなたの片割れは...ね?」

 最後の片割れのくだりを聞いてお互い苦笑しつつ俺はパーティに加入した。

 HPバーには俺の他にAsunaと...

「Meteor、流星か」

 Meteorはミーティア、つまり流星だ。

「んで、その流星さんはどこにいんの?」

 アスナに聞くと、

「あ、あの...こ、ここにいます...。」

 俺の後ろから遠慮がちに声が飛んできた。

「なるほど、その辺のギルメンと行かないのはこういう事か。...初めまして。」

 振り返ると何故アスナがわざわざ知り合いの俺に同行を求めたのかが理解出来た。
 僅かに青みがかった黒髪は一本にまとめられており、風で楽しげに揺れている。
 少し小柄に感じる身長は俺から見たからで女の子から見れば十分高いんだろう、160ちょいってとこだ。
 そしてその整った顔立ちとキリっと結ばれた口元で凛とした印象を持てる。

「こんだけ可愛ければそりゃ心配にもなるな、多少でも知り合いに頼むよなぁ。」

 と、思わず本人目の前で口走ってしまう。まあ同然のごとく、
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