無印編
1章
第五話 運命の出会いと再会 前編
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「ああ、そのことか。こっちに引っ越してきたときに色々あって高町家に一晩だけ泊めてもらったんだ。その時になのはと知り合ったんだ。そのあと、月村家に挨拶に行った時にすずかと知り合ったってわけさ」
そう言うとアリサは「ふーん」と興味が無いというよりは、俺がまだ何か隠しているのでないか、と疑っている感じで俺を見つめてきた。
「まあ良いわ。忍さんとなのはのお母さんの推薦でこの学校に来たらしいわね。でもあんたもこれから大変よ、なのはもすずかも男子からの人気が高いから」
「アリサちゃん!」
「そ、そんなことないよ」
なのはやすずかはアリサの発言を否定しながら顔を赤くしていた。
そういえば昔、人間だった時セイの奴と初めて登校した時色々カオスだったな〜
真奈が率いる全男子生徒との追いかけっこ、その男子生徒達を力で鎮圧しようとするセイ、それを鎮めようとする体育会系教師達…懐かしいなぁ〜
まああんな事は二度とごめんだが流石に小学校ではないだろう…たぶん…
「まあ、アリサの言うことも最もだが、そういうアリサも可愛いから人気があるだろう?」
「え、あう……//」
俺が思ったことをそのまま言うとアリサは一気に顔が真っ赤になった。
大丈夫か心配になり俺はアリサの側により額をくっつけた。
「「「なっ??」」」
三人がというよりはクラス全体の空気が凍りつき、三人は口をパクパクとまるで鯉のように口を開けていた。
熱は36・8℃くらいか。微熱か、今日は家に帰ったらゆっくりするように言っ……
「な、何するのよ!」
「?何って熱を測っただけだがそれがどうかしたか?それから微熱があるぞ今日は家に帰ったら大人しくする事だな」
するとなのは達は固まりヒソヒソと話を始めた。
「ねぇ、悟志君って…」
「たぶん恭也さんと同じ天然なんだと思う…」
「いや、それ以上でしょ!」
よく聞こえないから俺は首を傾げて三人の会話が終わるのを唯々待っていた。
そしてこの休み時間は無事に終わった。
そして次の休み時間、一気にクラスの雰囲気が尋常でないものになった。
具体的に言うとクラスメイト(特に男子)の眼が血走り俺を見てきた。
「「「「「こ〜う〜せ〜??????????!」」」」」
男子達は幽霊のように目が虚ろで、だけど眼の奥には恨みというより、妬みを全員眼の奥に宿していた。
忘れるはずはない。これは、いいやこの光景は昔と同じ光景なのだから。
俺は走って教室を出ようとすると、男子たちが出入り口と廊下側の窓を囲んだ。
なので″外側″の窓から逃げることにした。
そしてそのまま他のクラスに言ったり、屋上に言ったりして難を逃れた。
それは一日中続いた。ちなみに昼休みは、俺の昼食を食い終わるのを待ってから鬼ごっこを始
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