無印編
1章
第五話 運命の出会いと再会 前編
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〜sid悟志〜
「おはようございます、すずかお嬢様」
すずかお嬢様の専属執事として雇ってもらうことになった翌日、俺は朝5時に月村家に出勤、6時にお嬢様を起こすと寝も家眼も一瞬で覚めたご様子で固まった。
その後俺から目を背け「これって夢?でも昨日……」などとまだ頭が起きていないご様子だった。
その後この日はまだ俺は学校には転入手続きをしていないためすずかお嬢様を見送った。
その後ファリンとノエルに一時間ほどかけて執事としての仕事についてを教えられた。
俺の仕事ぶりを見ていたノエルに驚かれ、その光景を見さされたファリンは呆れノエルを叱るという無限ループでさらに一時間も使った始末である。
〜数日後〜
俺は学校への転入手続きも終え学校に登校できるようになった。
いつも通り朝に月村家に行き、ファリンと一緒に朝食の準備とその後すずかお嬢様をお越し家に帰る。という朝だった。今日は少しドタバタしたが明日からはもう少し楽が出来そうだ。ちなみに予想通りすずかお嬢様にはこのやり方について昨日案の定反対されたが何とか説得してしぶしぶ納得してもらえた。
そして俺は仕事とプライベートはきちんと分けるタイプだから、学校などではすずかとは主従関係ではなくあくまでも友人として接するつもりだ。
それから俺が通うことになった私立聖祥大学付属小学校は、私立だけあって登校はスクールバスですずかは俺より早くこのバスに乗っているので、強制的に横に座ることになった。
しばらくするとバスに金髪の少女が入ってきた。
「すずかおはよ〜ってその隣の男子誰?見かけたこと無いんだけど…」
「あ、アリサちゃんおはよ〜この人は私の友達で、今日からうちの学校に転校することになったの」
「へ〜初めまして私はアリサ・バニングス。長いからアリサで良いわよろしくね」
アリサは自己紹介をして手を出した。俺はそれに応えるためアリサの手を握り返し自己紹介をした。
「俺は光瀬悟志、悟志で良いこちらこそよろしく」
その後はアリサとすずかと駄弁っていた。
しばらくするとまたバスが止まり入口から見覚えのある少女が入ってきた。
「アリサちゃん、すずかちゃん、おはようってなんで悟志君がここに居るの?!」
「おう、なのはおはよう。久しぶりだな、というかよく俺のこと覚えてたな」
そう言って俺はなのはに向かって手を振った。
「エッヘン、これでも私は友達になった人のことは忘れないんだよ」
「へ〜そりゃあすげ〜な、えらいえらい」
俺は冗談交じりでなのはの頭を撫でた。当の撫でられている本人は「にゃははは」と照れている様子、アリサはそんな俺たちの様子に困惑している。そしてすずかは何故か俺を睨み殺気に近い目線を感じた……
そして学校に着き朝のHRでク
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