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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第二十七話 古の力
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ンが驚いた声を上げると、突然電話ボックスが次々と倒れていき、頭からイソギンチャクを生やしたピンク色の巨大な生き物が子供達の方へ向かってきた。
大輔「シェルモン!!」
賢「まずいな、全員空腹でまともに戦えない時に…」
ツカイモン[ブイモン、進化出来るか?]
ブイモン[やってみる…!!]
ブイモンが気合いを入れるが、進化の兆候は起きない。
ブイモン[駄目だ…腹が減って力が…。]
ワームモン[仕方ないね…]
ワームモンがシェルモンを睨み据え、構えた。
ツカイモン[戦うしかないようだな]
ツカイモンも戦闘体勢に入る。
コロナモン[腹が減ってる上に相性が最悪の敵だけど…やるしかないか!!]
ブイモン[行くぞ!!]
ブイモンを先頭にデジモン達がシェルモンに向かっていく。
デジモン達が各々技を繰り出すが、空腹と疲労でいつもの威力が出ない。
シェルモンの必殺技ハイドロプレッシャーをデジモン達が直撃を受ける。
ブイモン[ぐっ!!やっぱり駄目か…]
ブイモンは何とか立ち上がるが、コロナモンは弱点の攻撃を受けたため気絶した。
逆に氷と水の属性を持つルナモンは耐えきった。
大輔達は急いでパートナーの元に駆け寄る。
フェイトがチビモンに駆け寄った時、シェルモンがフェイトとチビモンを潰そうと腕を上げた。
チビモンは咄嗟にフェイトを突き放した。
フェイト「あ…」
突き放されたフェイトは徐々に迫るシェルモンの腕にチビモンが押し潰されそうになるのを見た。
フェイトは無意識にチビモンの名前を叫んだ。
フェイト「チビモーーーンッ!!!!」
その時だった。
フェイトの腰に付けられていたD-3から光が放たれ、チビモンに降り注がれた。
チビモン[チビモン進化!ブイドラモン!!]
ブイモンが運命のデジメンタルでアーマー進化したゴールドブイドラモンに酷似した幻竜型デジモン、ブイドラモンに進化した。
フェイト「ブイ…ドラモン…?」
ブイドラモンはシェルモンの腕を掴むと小柄な身体から考えられない程の怪力でシェルモンを投げ飛ばす。
そして、投げ飛ばしたシェルモン目掛けて、必殺技の熱線を放った。
ブイドラモン[ブイブレスアロー!!]
V字型の熱線がシェルモンに直撃し、シェルモンは遥か彼方へと吹き飛んだ。
大輔「おお、飛んでる飛んでる。」
大輔が感心したように星になったシェルモンを眺めた。
ブイドラモンはチビモンに退化するとフェイトに抱き着いた。
チビモン[フェイト〜!!私勝ったよ、強かったでしょ?]
フェイト「うん!!強かったよ!!」
ワームモン[ちぇ、まさか先を越されちゃうなんて]
溜め息を吐きながらチビモンを見遣るワームモン。
それを賢は苦笑しながら見つめる。
大輔「さて、飯の続きにするか」
大輔は木の実を全員に配った。

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