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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第二十七話 古の力
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ギルモンは頷く。
アリシア「お兄ちゃん、これからどうする?」
大輔「そうだな、さっき向こうに海が見えたんだ。あそこに行こう」
フェイト「うん。」
フェイト達は前を歩く大輔の後を追う。






























しばらく歩いて行くと、聞き慣れた電話のベルの音が聞こえた。
なのは「これ…」
ユーノ「電話のベル?」
アリサ「こんなとこに?」
子供達は不思議そうな顔をしながら進む。
































貝殻が散らばる美しい砂浜に電話ボックス。
かなり非現実的な光景である。
それに、見る限りボックスからは電話線が伸びていない。
砂の中に埋まっているとでも言うのだろうか?
アリサ「何よあれ…?」
大輔「電話ボックスだけど?」
アリサ「そんなの分かってるわよ!!」
賢「それにしても、海に電話ボックスとは…やっぱり何でもありだなデジタルワールド」
賢が電話ボックスを見渡しながらぼやいた。
アリシア「あれ使えるのかな?」
大輔「いや、前に先輩から聞いたけど出鱈目なことばかりで使えなかったらしい。これも多分そうだろ」
アリシアの疑問にデジタルワールド経験者である大輔が答える。
ユーノ「それにしても不思議ですね。海に電話ボックスなんて」
大輔「いちいちデジタルワールドの珍現象を気にしてたら持たねえぞ。まあ、いい。ここで飯にしよう。」
なのは「でも私達、着替えくらいで食べ物持ってないよ?」
大輔「大丈夫。途中で木の実を採っておいたから」
大輔がフェイト達に差し出したのは、みずみずしい紅い木の実だった。
すずか「何の果物なんですかこれ?」
大輔「名前は知らない。でも俺はデジタルワールドの食べ物を色々教えてもらったからな。安全は保障するぜ?」
賢「デジタルワールドは食料が豊富だから、後は食べられる物と食べられない物を見分けられれば大丈夫。はい、はやて。」
はやて「…よっしゃ、女は度胸や」
はやては賢から木の実を受け取ると一口かじった。
はやて「……」
すずか「はやてちゃん…?」
賢「はやて?」
沈黙したはやてを賢とすずかは不思議そうに見遣る。
はやて「美味しい…」
なのは「え?」
はやて「めっちゃ美味しい!!」
ギルモン[はやてばっかずりぃぞ!!オラもオラも!!]
賢「はいはい、慌てないで…」
苦笑した賢と大輔が全員に木の実を配ろうとした時。
ギルモンが向こうを向いて唸り声を上げる。
なのは「ギルモン?どうしたの?」
ギルモン[何かいる…!!]
チビモン[ふえ!?]
木の実にかじりついていたチビモ
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