サラマンダー
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せぇあぁ!!」「とりゃあ!」
キリトは剣で、俺は拳で。
それぞれの相手を確実に倒していく。
そして――――
「後は…」
「お前らだな」
逃げようにも逃げ道のない残り二人の盾持ちに向き直り、
ゆっくりと歩いて近づいていく。
「ひっ…あ…」
「待て!待ってくれ!」
盾持ちの二人が命乞いをする。
「キリト」
「あぁ、これ以上やる必要も無いからな」
俺達は盾持ちの前で止まり、しゃがんで目線を合わせる。
「俺の質問に一つだけ答える。
それだけで死なずに帰してやる…どうだ?」
「こ、殺すなら殺せ!」
「なら、そこに報酬を加えよう。
これが今回の戦闘で手にはいったアイテムとユルド何だけど。
話してくれたら全部譲るってのはどうだ?」
「……………マジか?」
「マジマジ」
「ホントに?」
「ホントにホント」
盾持ち二人はキリトと共にへらへらと笑い出す。
そう言えばこう言う交渉の仕方だったよな。忘れてた。
数分後、盾持ち二人はそれぞれにガッツポーズを取りながら帰っていった。
話を聞く限りでは原作とは変わっておらず、上に命令されてやった。
俺達が計画の邪魔になるから。との事だった。
「……計画ってなんだろ」
「グランドクエストじゃないって言ってたから、別の事だと思うけど」
キリトとリーファは二人して考える。
原作を知っている俺からすればどうでも良いことだが、
この際だから話しておこう。
「アイツ等は俺達が何らかの計画の邪魔になると言った。
計画はこの際置いておいて、問題なのは誰が命令したのかと言うことだ」
俺が話し出した事に、キリトとリーファは俺を見る。
「そして、命令文の中には俺達が邪魔だからと言うのがはいっている。
つまりこれは、俺たちを知っているプレイヤーの企てに他ならない」
「なるほど…でも俺達がログインしたのは昨日だし…あ」
「そう。つまり昨日から今日までの時間で会ったプレイヤーに絞り混むことができる」
「でもそれだと結構あってると思うよ?」
「いいや。実際には数人しか居ないんだよ。
取り合えず今日までに会ったプレイヤーは、レコン、シグルド、取り巻き3人」
「あとカゲムネって奴だよな」
「いや、俺は実際に会っていないから省いて問題ない。
さて、今上げた中で上に立てるプレイヤーはシグルドを抜いて他には居ない。
簡単な考え方だが、この企てはシグルドが行ったと考えるのが一番だと俺は思う」
まぁその内レコンからメールが来るだろうし。
ログアウトして聞いてもらうのも良いかもしれない。
「でも、シグルドはシ
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