世界樹へ
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ている店に案内してくれ。装備を整えたい」
「え?良いけど……お金あるの?」
「ああ。たんまりな」
こうして俺たちは武器屋へと向かい!装備を整えることにした。
「これなんかどうだ?」
「アホか。軽すぎる」
「ねぇねぇ、これは?」
「んー…長さがなぁ」
「籠手装備が見つからない…」
「ホントに拳で戦ってるんだ…」
「よし。取り合えずこんなところだろう。
現実ではもう夜だからな。明日の……何時だ?」
「私は部活があるから…お昼には帰ってくるよ」
「俺は暇だ」
「あーそー。なら午後1時にここへ集合。
集まり次第出発しよう」
「「「おお!」」」
こうして俺達は各自にログアウトをしてリアルへと戻った。
俺は戻ってから夕食を食べ終わり、部屋にあるパソコンで調べものをしていた。
「アルヴヘイム…武器一覧……と」
買い物中、いくら探しても小手装備は見つからず、諦めてそれなりの剣を買ったのだが、
やほり諦めきれずにGoogle先生に頼ることにしたのだ。
「おお…結構あるな…えーっと、ガントレットはっと……少なっ!えっ!?何で!?」
籠手装備に検索欄はあったものの、全部で9種しかない。
その内一番性能が良いものでも、キリトが購入したバスターソードと変わらない。
「くっそ…どうす………ん?モンスター?にへ……」
数が少ないと言うことは使うやつ、若しくは人気がないかのどちらかになる。
運営からして装備の数に偏りを見せるのはあり得ないはずだ。
「神は言った!『無いなら落とせば良いじゃないっ!』ってな!リンク・スタート!」
俺はナーヴギアをかぶってログインした。
「…っし。行くか」
俺はログアウトした場所へと現れる。
そしてマップを開いて目的地を検索し、いざ行かん!――――としたところで
「お出掛けですか?」
と、後ろから声を掛けられた。
「…子供は寝る時間だぜ?」
俺は話しかけてきた少女?に向き直った。
「パパは寝てしまってやることがありませんから。
それにAIは眠ることはありません。
良かったら付いていっても良いですか?」
まぁ、言うまでもなくキリトの娘、ユイなのだが。
つーか付いてくるのかよ。
「まぁ、装備取りに行くだけだからな」
「ありがとうございます!えへへ!」
ユイは俺の肩に乗る。
俺はそれを確認して目的地へと飛ぶのだった。
「――――で、こいつがそうか」
目的地へと到着した俺は、真っ先に獲物を見つけ
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