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妖精の義兄妹の絆
咎の炎と竜水
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一方その頃3番魔水晶
作戦決行まであと5分を切っていた。
「ルーシィ大丈夫?」
ハッピーは魔水晶の前で経たりこんでいたルーシィを気遣う。
「見栄とかはってる場合じゃないのに…できないって言えなかった。」
ルーシィから鼻を啜る音が聞こえる。ハッピーにはそれがなんとなく泣いているのだろう事はわかった。
「もう、魔力がまったくないの…。」
ルーシィの魔力はエンジェルとの戦いで全てを使い果たしていた。回復するには相当に時間が掛かるだろう。
ハッピーにもその気持ちは痛いほどわかる。自分では魔水晶を壊せない。
精々人一人を抱え飛ぶ事しかできない。
「それでもタクヤたちのギルドを守りたい。うつむいていたくない。だからあたしは最後まであきらめない。」
ルーシィは全身にはしる痛みを堪え壁を支えに立ち上がった。
何がなんでも魔水晶を壊すという覚悟を胸に秘めて。
「時にはその想いが力になるんだよ。」
背後から聞き慣れない声が聞こえた。まさか敵ではないかと恐る恐る振り向いた。
「君の想いは僕たちを動かした。」

ピッキーン

「ジェミニ!!?」
そこにいたのは先程まで敵だったエンジェルの星霊、双子宮のジェミニだった。
「ピーリッピーリッ。」

ポン

するとジェミニは能力でルーシィに変身した。
「僕たちが君の意志になる。5分後にこれを壊せばいいんだね?」
ルーシィは大粒の涙を流しながらジェミニに感謝した。

























ドガ

「フン。ダークグラビティ!!!!」

ズガガガガ

「ぐあぁぁああっ。」
ここは1番魔水晶
ここではナツとゼロの戦いが行われている。
ナツはゼロの攻撃により地面の奥深くまで落とされた。

ガコォッ

「んが。」
ある程度落ちた時点で勢いは衰えた。

ヒュオォォォ

これ以上落ちればニルヴァーナから地上へとまっかさまだったろう。

キィィィン

安心などしている暇もなくゼロの追撃が迫ってきていた。

ドン

ゼロが魔力を放つが足から炎を放ち回避する。
だが、予想していたのか壁を蹴り縦横無尽にナツを追う。

ボゥ

ゼロは手に魔力を纏わせそれを鞭のように振り回した。

ズバァ

ナツも地形を上手く利用してかわし続けた

ビシィ シュバァン



ドゴォ

ナツは火竜の咆哮を放ち反撃をする。しかし、ナツのブレスを真正面から喰らったにも関わらずゼロが来る。

ゴバ バッ

ゼロの攻撃をモロに喰らった。さらに追撃を続けた。

ダダダダ
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