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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第64話 父として
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何も無い部屋、そしてその奥にはモニターが広がり、様々な場所を映し出す事が出来るのだろう。
(AMF。何故使わないんだろう………確か原作じゃゆりかごの中ってAMFが充満されてるとか言ってなかったっけ?だけどこの部屋には一切使われていないし、元々バリアアーマーって低魔力を補うのと、AMF下でも戦闘を効率よく出来る様にって開発されたんだよな………?)
モニターに映るであろうゆりかご内の様子を想像してふと思った。
「………もしかしてAMFを使うと不都合な事でもあるのか?」
『AMFを使うと不都合な事………?それってまさか………』
「恐ろしいな………」
ヴィヴィオの元へ向かう際、横目でなのはの様子を見たバルト。
デバイス、レイジングハートは大破寸前で、使い手であるなのはも辛うじて浮いているのが精一杯と言った様子だ。
そして更にヴィヴィオを攻撃したスターライトブレイカーの多重攻撃。
「これはまた………」
思わず足を止めてしまうほど、異常な光景だった。普通ならば大きなクレーターが出来てもおかしくない威力の攻撃だったが、凝縮させた砲撃はクレーターを作らず、その砲撃と同じ大きさの穴をそのまま地面に空けていた。………と言っても多少抉れた程度で、ヴィヴィオのプロテクションの効果もあったのだろうが、それでも地面にめり込んで動けないほどの威力はあったようだ。
「全く動かねえな………」
バルトが近づいても全く反応がない。まるで屍の様にも見えるが、ちゃんと呼吸はしていた。
「これで非殺傷設定とか本当に生きているんだよな………?」
それほどヴィヴィオはボロボロになっており、鎧も最早使い物にならないだろう。
「よし、後は俺が………」
そう呟き、早速行動に移ろうとした時だった。
「なっ!?」
ヴィヴィオが動き出したのだ。のそりのそりとダメージの残る身体を無理矢理動かし、バルトに向かって拳を振るう。
「くそっ………!!」
既にボロボロのヴィヴィオが繰り出す拳はKO寸前のボクサーが繰り出すような弱々しい拳だ。だが、それでも今のバルトには脅威だった。
「動くなよ!!」
バルトでは動いている相手に精密な魔力操作など出来る筈も無く、既にボロボロのヴィヴィオに非殺傷設定でも攻撃すれば人体にどう影響が出るか分からない。それほど、なのはの攻撃は響いている様だった。
「レリックは辛うじて動いていますが、それでももう殆ど停止している状態です!!今なら破壊も………!!」
「くそっ、チャンスだってのに………」
地上に降りたなのはを介抱しながらイクトが叫んだ。
ある意味追いつめられた状態だった。どの道、無理矢理
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