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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第64話 父として
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……)
先ほどまで不安になっていた気持ちが嘘の様に徐々に消えていく。
(………本当に不思議な奴だよお前は)
出会った頃は態度の悪い小娘だと思った。だが、ヴィヴィオは懐いているし、最終的には押し付けるのも悪くないとも思っていた。
………だが、一緒に過ごすうちになのはの居ない日常が思い浮かばなくなっていた。
(俺は幸せだ。こんな造られた存在な俺が人として生涯心から大事だと思える奴等に出会えた。そしてそんな奴等との日常を奪われたくねえ………!!)
なのはの笑顔を思い浮かべる。するとバルトの身体全体に力が湧き上がるのを感じた。
(俺は………やれる!!)
その顔に迷いは無かった。
「バルトさん………頑張って!!」
「ああ!!」
そう返事をしたバルトはヴィヴィオから少し距離を取り、目を閉じていた。
『これは………!!』
(………静かだ)
バルバドスも驚くほどの集中。目を瞑っていても周りの様子が分かるほど、心が澄んでいた。
(感じる………歪で、無理矢理動かしている存在………)
バルトは静かにバルバドスを振り上げる。
その動きも無駄が無く、いつもの荒々しさが無く、ただ振り上げただけなのに、空気が変わったのを見ていたなのはとイクトは感じた。
「バルトさん………行け………!!」
「ヴィヴィオ!!!!!」
名前を呼びながらバルトはヴィヴィオに斬りかかったのだった………
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