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ひねくれヒーロー
賢者は聞き、愚者は語る
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・・・地獄の業火とかないよな・・・」


痛々しいと呟いたシナイ

あのようなか弱い身で、地獄とは・・・確かに痛々しい限りじゃ


「シナイちゃん、絶対に違うこと考えてるだろ」


「うん」


・・・六班は、わしには理解出来ないナニカで通じ合っておるようじゃの・・・

















◇◆◇サスケ◇◆◇




大蛇丸の元に来て二週間ほど

姿形の変わった大蛇丸に最初こそ驚きはしたが、今ではもう慣れた

このオトコならなんでもありなんだろう

そう決めつけて対応するのが、一番心に負担がかからないと気付くのに三日かかった


そう思わないと、ここの奴らのおかしな会話に洗脳される


一通り修行が終わり、汗を拭っていると不意に大蛇丸が話しかけてきた



「ねえサスケ君・・・貴方は、ねたみコンっていう子と親しかったかしら?」



ねたみコン

そういえば大蛇丸と対峙したとカカシから聞いたことがある


・・・親しいかと聞かれれば、どうなのだろう


あまり好きでなかったシュロと良くツルんでいたから、こちらから接触する事は・・・結構あったな

波の国での任務が終わってから、チャクラコントロールについて良く相談したりした



正直、カカシより教えるのが上手かったと思う

何よりカカシと違って放置しない



アカデミー時代は・・・くのいちクラスの奴らに追いまわされたときに、それとなく匿ってくれたな

頭が良いと分かってからは、放課後に大人しい組が集まって勉強会したり・・・

たまに演習で組んだぐらいか


下忍になってからの方が付き合いがあったな



・・・アイツの、最後の言葉、忘れるわけにはいかない



「・・・同期の中じゃ、まだ付き合いがある方だったな」


「そう・・・なら、あの子の火遁について何か知ってる?」


火遁か・・・

波の国でも中忍試験でもよく火遁を使っていたな

木の葉に伝わる火遁ではないと思う


何処か生き物のような、意志を持った火

今思えば火遁にしてはデタラメな印を組んでいたような気がする


もしかしてあれはアイツの血継限界だったのだろうか


「・・・血継限界、とは違うのか?」


「私も、そう思ったんだけどね・・・
 何かが違うのよ・・・転生した今も尚、火傷が残っているの・・・」


どう思う?

そう首を傾げられ、問われる


体が変わっても火傷がそのまま残るなんて、聞いたことがない



「噂の地獄の業火も・・・あながち間違いじゃないかもね・・・」
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