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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十九話 新たな一歩 ★
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ても小動物扱いされるというのも少し不憫な気がするが、まあそこら辺はユーノ次第か
そんな事を話している俺達の方に歩いて来るクロノとエイミィさん。
「今大丈夫?」
「ええ、話は終わりましたし」
「話というと、君達が帰る件か?」
さすがクロノ、なかなか察しがいいな。
「ああ、明日にでも帰る事になると思う」
「……そうか」
少し残念そうなクロノ。
そしてにやりと笑うエイミィさん。
ああ、このパターンは
「もう、なのはちゃんが帰るのが寂しいなら寂しいって素直にそう言えばいいのに
クロノ君の照れ屋さん」
「なっ」
「なのはちゃん、アースラにはいつでも遊びに来ていいからね」
「はいっ!」
エイミィさんに文句を言うクロノに「諦めろ」と内心つぶやく。
アースラで二人を見ていてわかった事だが、エイミィさんはクロノの補佐で役職ではクロノの部下という事になるのだが、実際はエイミィさんの方が上だ。
たぶん……いや、確実にクロノがエイミィさんに敵う事は一生ないだろう。
クロノ、いい加減諦めて受け入れる事も大切だぞ。
それにしても、なのはもそんなにはっきりと遊びに来る宣言をしなくてもと思うのだが。
「まあまあ、いいじゃない。
どうせ巡航任務中は暇を持て余してるんだし」
リンディさん、その発言はいいのですか?
そんな呑気な事を話した後、エイミィさんとクロノと共に本局に報告する俺に関するデータの最終確認を行ったりと少々慌ただしいながらも帰る朝を迎えた。
ちなみに本局報告用の俺のデータでは
・管理外世界の代々続く魔術師の家系の末裔
・武器庫からの転送、魔術術式の白兵戦武器の鍛冶を扱う魔術師
・武器庫の中にはジュエルシードを破壊するレベルの武器も少数ながら存在する
というものだった。
ジュエルシード8つと次元震が止まったのはジュエルシードの発動で計測器が使用不可能のため原因不明とする。
だがゲイ・ボルクで破壊した1つのジュエルシードに関しては隠蔽が難しいという事があった。
他にも管理局に俺と敵対することが不利益に繋がるとの認識をさせるために隠蔽しない方向で進める予定だそうだ。
「協力に感謝する。
それと預かっていたモノを返すよ。
ケースも持ち帰ってくれて構わない」
クロノが差し出したのは管理局に預けた拳銃を入れた封印ケース。
封印が外れている様子もないし、ここであけて確認する必要はないだろう。
「ああ、確かに」
クロノからケースを受け取り、握手を交わす。
「私からも改めてお礼を言わせてもらうわ。
本当にありがとう」
「また手伝えることがあれば、お手伝いしますよ」
リンディさん
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