三十八話:夏だ!海だ!水着だ!
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た! 黒歌様のポロリ来たあああああっ!! 今なら全てを思うがままに出来そうです!!!)
ポロリに反応して狂喜乱舞し始める変態。
「イッセー君……少し、“オハナシ”があるんだけど?」
いつの間に居たのか分からないが、俺の首筋にトンファーを押し付けてくるイリナ。
声を聴いた瞬間から冷や汗が止まらない。
「待て、イリナ。まずは落ち着いて話を聞くんだ」
「みんな! イッセー君の周りを包囲して!!」
「「「「了解です!」」」」
「てめえらいつの間に!?」
イリナの掛け声とともに俺を取り囲む我が家の女性陣+焼き鳥女&ヴァーリ。
こいつら、一体どこでこんなチームワークを身に着けやがったんだ!?
「まずは、一誠さんの言う通りに黒歌さんから話を聞いてみましょう。それで一誠さんが良くないことを考えていたら……ふふふ」
まずい、ユニ笑顔が怖え……鳥肌がたってきやがった。
「それで、黒歌さん。一誠さんは何をしようとしていたんですか?」
「イッセーちんに殺られそうになってたにゃ」
「「「「「ヤられそうになってた!?」」」」」
「字が違えよ!!!」
必死にそう叫ぶが絶対零度の視線を俺に向ける女性陣には全く効果がない。
くそっ! どうすりゃいいんだ!?
……そうか! 塔城小猫なら事の成り行きを見守っていたはずだ。
癪ではあるが背に腹は代えられねえ。塔城小猫に視線を送る。
だが、塔城小猫はいつの間に出していた白い尻尾を楽しげに振り。
耳もまるで笑いでも耐えているかのようにヒクヒクと動かし、満面の笑みを浮かべて口パクでこちらに言葉を伝えて来た。
「(……面白そうなので、ごめんなさい)」
「くそったれがああああああっ!!!」
味方がいねえ! 結局一人で立ち向かうしかねえのかよ!!
「一誠様……私は悲しいです。どうしてその迸る青き劣情を私にぶつけてくださらなかったのかと」
「悲しくなるポイントがおかしいだろ! 焼き鳥女!!」
ダメだ。息を荒くしてそんなことを平然と言う奴を
敵にまわした時点で勝てる気がしねえ。
相性が悪すぎる。
「お兄ちゃん…お仕置きだね」
「イッセーさん……私は信じてます。お仕置きが終わった後は元のイッセーさんに戻っているって」
「お仕置きは確定事項かよ!?」
くそっ! クロームはともかくとしてアーシアは俺の事を信じてくれると思ったのに!
もう、俺をお仕置きすると言うことが確定事項になっていて考え直す素振りが全く見えねえ。
((((お仕置きの時間だあああああああっっ!!!)))
今の俺にてめえらの相手をする余裕はねえから静かにしてろ!!
「酷いよ、イッセー君……僕はイッセー君のことを信じてたのに……でも、
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