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転生赤龍帝のマフィアな生活
三十八話:夏だ!海だ!水着だ!
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と訳が分からん。

そして、周りの目が何故か焼き鳥女ではなく俺に向いていて。
『そう言う趣味だったの?』的な目線になっているのが死ぬほどつらい。
それと、イリナは若干嬉しそうな顔をするな!
これは誤解だ! 俺は変態じゃねえ!!

「え、えっと…一誠さん」

ユニが何かを決心したように俺の前へと歩み出す。
違う、これは誤解だ! 俺にはそんな趣味なんかねえんだ!
だから俺の事を勘違いしないでくれ!!

そんな目線を必死に向けるがユニは構わず、俺の方に近づいて来てピタリと止まる。
そして、顔を真っ赤にしながら口を開く―――



「出来れば普通の方が良いですけど。……い、一誠さんが望むなら……私も頑張ります!」



「誤解だああああああああっ!!!」

俺の悲痛な叫びは青い空へと空しく響き渡って行った。





「泳ぎを教えて欲しいだと?」
「そうにゃ、私と白音は猫又だから泳げないんだにゃ」
「……お願いします」

一回も泳いでもいないのにも関わらず、疲れ切って日陰で寝ていた俺。
そんなところに頼んできたカス猫と塔城小猫。因みに疲れた原因は誤解を解くためだ。
もう、思い出したくもねえ……。
まあ、それはいいとしてだ。

「なぜ、俺なんだ? バジルにでも頼めばいいだろうが」
「イッセーちんが一番暇そうだったからにゃ」

さも当然と言った風に言い返す、カス猫に思わずため息が出る。
そもそも、悪魔は俺にとっては敵だ。本来なら目についた瞬間に殺すもんだ。
リアス・グレモリー達を殺さないのはバジルを預けているからに過ぎない。

何の用もねえ、カス猫ならいつでも殺したっていい。
それを分かってのか? このカス猫は。
そんな意味を込めて軽く睨みつける。

「そんなに見つめられたら……照れちゃうにゃ♪」
「うぜえ!」
「にゃん!? 女の子の頭にいきなりチョップは酷いにゃ!」
「安心しろ、お前は特別だ」
「全然嬉しくないにゃ!!」

敵であるてめえを気まぐれで殺さないでおいてやってるんだ。
感謝するんだな。

「……あの、漫才は良いので答えを」

ジト目で俺達を睨んでくる塔城小猫………何でこいつもスクール水着を着ているんだ?

(小猫たんのスク水ウウウウッッ!! コネコンの私の心を揺さぶるまさに至高の姿あああああっ!! 胸の『しろね』の文字を見ただけで鼻から迸る情熱が!!!)

変態が騒ぎ出すからかなり困るんだがな。
まあ、言っても分からねえだろうから言うつもりもねえが。
それに言ったら今度は俺が変態扱いされかれねえ。
それだけはごめんだ。さっきも死ぬ気で誤解を解いたっていうのによ……。

「……兵藤先輩?」
「何でもねえよ……けっ、いい
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