三十八話:夏だ!海だ!水着だ!
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殺す気かにゃ!!?」
「待ちやがれ! カス猫が!!」
攻撃は避けた物の俺の本気を感じ取ってすぐさまその場から逃げ出そうと駆け出すカス猫。
俺は逃げるカス猫を追ってすぐさま砂浜を駆けはじめる。
が、それが不味かった。
「砂浜で追いかけ合う男女……はっ! いけないわ!! イッセー君がまたフラグを立てようとしてる! こうなったら、私もイッセー君を追うんだから!!」
「待て! イリナ!! てめえは何でトンファーを持って俺を追ってんだ!?」
「ノリよ!」
「ノリで俺の方に鎖を伸ばしてきてんじゃねえよ!!」
俺がカス猫を攻撃し、イリナが俺を攻撃する。
立ち止まれば俺とカス猫に待ち受けるのは死だけだ。
そんなデスレースが今ここで始まった。
「………バジル、先に遊んでおきましょうか?」
「そうですね、親方様」
「あらあら、私もあちらに混ざってきましょうか?」
「「収集が付かなくなるからやめて(ください)!!」」
結局、デスレースはカス猫やクローム達が本来の水着に着替えてくるために終了した。
因みに、イリナは元々、競泳水着だったらしいので俺とイリナに関してはついさっきまで組手をしていた。
後、ブルーベルは面倒くさいと言う理由で着替えずにそのまま遊んでいる。
それと……組手の過程でイリナの水着がずれてかなり危うかったとだけは言っておこう。
どこがずれたかは俺の口からは言えねえ。
(イリナたんのお尻に水着が食い込んで……ブヒイイイッ!)
(あと少しで大事な所が――おっと、これ以上は失言でしたね)
まあ、あれだ……目のやり場に困ったな。
最近、イリナに関してはそういう事をされると反応に困るようになってきた……。
まさか、イリナの事を意識しているのか?
「イッセーさん!」
「アーシアか、今度はまともなやつを着てきたみてえだな」
アーシアの水着はピンクのセパレート型の水着だ。
下手な装飾が無い分、本人の元の良さが引き出されている。
「お兄ちゃん…これはどうかな?」
「ああ、悪くはねえな」
上目遣いでそう尋ねてくるクロームの姿は水色のビキニに
腰にはパレオを巻いた格好だった。
うん、俺の妹はやはり可愛い。
「一誠さん……その私はどうでしょか?」
「似合って―――ゴホッ! ……悪くはねえ」
「ふふふ、素直じゃないですね」
「るせえ……」
嬉しそうに笑うユニの顔がまともに見れずに顔を逸らす。
ユニの今の姿は綺麗な花柄が入った。ワンピースタイプの水着だった。
何故かしらねえが、ユニには花が合うな。
「じゃーん! お待ちかねの黒歌様の登場にゃ!」
「今すぐ、カッ消したくなる顔だな」
「せめて水着に触れて欲しいんだけど!?」
ニャ
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