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転生赤龍帝のマフィアな生活
三十八話:夏だ!海だ!水着だ!
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流石はあいつもボスだってことか?

「行くよ! それ!!」
「結界は任せてください」

俺とヴァーリの周囲だけに結界を張る焼き鳥女。
何をするつもりだと思っていたところにヴァーリが空から
馬鹿でかい魔力弾を海に撃ち込んだ。
まさか、あいつ―――

「これで津波の完成だよ!」
「結界を張ったのはそのためか!」

魔力弾の衝撃を受けた海水は逃げ場を求めるが結界が張ってあるがために壁にぶつかりその高さを何倍にも増していく。

「……やってくれんじゃねえか」

何十メートルにも膨れ上がった波を見てそう呟く。
飛んで逃げるか?
いや、それだとヴァーリの思う壺か……なら―――

「正面から受け止めるだけだ。カストカゲ!」
『了解した』

『死ぬ気の零地点突破・初代(ファースト)エディション!!』

手を海水に浸し俺の炎を出して混ぜながら、そのまま一気に津波を凍らせていく。
これで、どうだ。さて、次はどいつが来る?
結界が消えていくのを見ながら堂々とした態度で相手が来るのを待つ。
すると背後から足の音が聞こえて来たので避けるために足に力を入れ―――



「ミランダさんが撮った一誠さんの『?お風呂アルバム』をばら撒かれたくなかったら、止まってください!」



「ユニイイイイイイイイイッ!!?」

―――逃げれるかあああっ!! 逃げ出したいの堪えてグッと足を止める。
どういうことだ! 何だその『?お風呂アルバム』って!?
いつの間に撮ってたんだミランダは!?
と言うか、?ってなんだ!? 想像するのが怖え……。

「はい、捕まえましたよ。一誠さん」

逃がさないようにギュッと俺の体に抱き着いてくるユニ。
お互い水着しか着ていないのでもろに肌の感触が伝わってくる。
そして、俺の許嫁がしっかりと俺の弱みを握っていたことに戦慄する。
これは結婚した場合は俺が尻に敷かれるしかねえのか?

「………で、お仕置きってのは何をする気だ?」
「? もう、始めてますよ」
「あ?」
「私達が満足するまでギュッとさせてもらいます」

…………は?
そんな事の為にあそこまで必死だったのか? こいつらは。
それに、こいつらが勘違いしたようなこと通りなら余りにも軽すぎやしねえか?

「最初から鈍感なイッセー君が変なことするなんて思ってないよ」
「その割には殺気が半端じゃなかった気がするんだが? イリナ」

冗談にしてはやけに力が籠ってただろ。
絶対半分以上は本気で俺を殺りに来ていた。
まあ…もう、どうでもいいか。

空いていた背中に抱き着いてくるイリナにため息をつく。
この程度の罰なら受けてやっても構わねえか……。

「二人だけずるい…」
「あうう、わ、私もイ
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