第05話 追撃のレヴィアタン
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どこかに付いているであろうスピーカーから隊長の声が聞こえてきた。
セキレイはハトをゆっくりと床に下ろして、″レヴィアタン″の前に立ちふさがった。
「いいぜ、その挑戦受けたッ!!」
ザワザワザワザワザワッ!!
セキレイは全身を変身させた。彼の鋭い鉤爪が″レヴィアタン″を狙っていた。
「一つだけ約束しろ。この戦いの間、ハトを狙うな」
?始めからそのつもりだ?
二人は場所を少し下にあるところに移した。
そこはとても開けていて、東京ドーム並に広かった。
収容者全員がスポーツなどをするための“地下運動場”である。
?では、今度こそ始めようッ!!?
「あぁ!来いッ!!」
バシュッ!!
セキレイが大声でそういうと同時に
″レヴィアタン″の肩の鉤状の武器が高速で射出された。
それは一直線にセキレイの身体を狙った。
ドガッ!!
鉤は地面に激突し、深々と突き刺さった。
それは肩の車輪状のものとワイヤーで繋がっていた。
「危ねぇッ!何だあの武器は!?」
セキレイは体勢を持ち直して言った。
?それの恐ろしさはすぐに分かるッ!?
そう言うと隊長は手元のレバーのスイッチを押した。
カチッ ギュイイィィーーーーーーーッ!!
ワイヤーが肩の車輪状のものへと高速で巻き取られていった。
それにより、セキレイに猛スピードで近づいて来ていた。
?これが俺の″レヴィアタン″のハーケンのなせる技だ!!?
隊長は自慢げに叫んだ。
※ハーケンとは鉤の付いた登山でも使われる道具である。
「あれで高速移動ができるってわけか!だったら!!」
セキレイはそう言うと同時にハーケンに向かってジャンプした。
おそらく、先にこれを破壊して機動力を削ぐつもりなのだろう。
?考えたな。確かに、お前のパワーならいけるかもな。
だが、そんな簡単にはやらせないぞッ!!?
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!」
しかし、セキレイの方が先に攻撃を仕掛けた。
ガキィィィンッ!!
「ち、千切れない!?」
セキレイは思わず叫んだ。
カチッ
隊長はレバーのもう一つのスイッチを押した。すると――――――――
バリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!
「ぐあぁッ!!」
高圧電流がワイヤーとハーケン上を走った。
セキレイはすぐに腕を離して床に降りた。
ズザッ!
「何だそりゃッ!?」
彼は立ち上がり指をさしながら叫んだ。
ギュルルルルルーーーーーーッ! ガコンッ
″レヴィアタン″の車輪状のものにワイヤーが完全に巻き取られた。
?これが″レヴィアタン″の真の武器、″プラズマハー
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