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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第三十一話 リーゼ・マクシア同盟
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って、わひゃ!? そ、そうだった。今わたし何も着てないんだった。急いで布団で胸から下を隠す。

 クレインさま、笑ってる。うう、はずかしいよぅ。

「さっきローエンから報せがあってね。ガイアス王が空飛ぶ船を落としに行く準備を終えたらしい」

 クレインさまがベッドに座ってフェイの頬に手を添える。雪の街にいても、この人の手はあったかい。うっとりしちゃう。

「船を奪取次第、そのままアルクノアの本拠地に向かうことになると思う」
「また、離れ離れ、だね」
「うん」

 クレインさまの顔が迫る。目を閉じる。くちびるが、一瞬だけ塞がって、離れる。

「僕もローエンもラ・シュガルの兵をまとめる役目があるから、一緒には行けない。だから、くれぐれも気をつけて」
「――はい。ありがとう、クレインさま」

 いつかクレインさまがしてくれたみたいに、あったかい手を取って、指にキスした。
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