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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十八話 別れ
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たいという事で一旦解散になった。
 そして、食堂を後にした時にプレシアに呼びとめられた。

 俺と二人だけと要望なのでなのは達と別れ、プレシアと二人で俺の部屋に戻る。

「貴方にお願いがあるの?」
「なんだ? 出来る事なら協力するが」
「リンディ提督にもこれから話すつもりなのだけどアリシアの葬儀を行いたいの。
 あの子の葬儀は行っていなかったから」

 だがそれが俺に対するお願いと関係あるとは思えない。
 プレシアもアリシアもミッドの出身のはずだ。
 普通に考えれば葬儀を行うのもミッドになる。
 俺が手伝えるとは思えない。

 そんな疑問を感じながら先を促す。

「葬儀をあの街、海鳴で行いたいのよ」
「それには異論はないが、理由を聞いても」
「私の人造魔導師研究に関する事よ。
 もしこの研究の内容が漏れた時、フェイト程の高い魔力資質を持つ魔導師を造れるアリシアが研究材料にされる可能性があるわ」

 なるほど管理局に属さない犯罪者にとっては確かに研究材料になる。
 俺としてはそれは構わないのだが

「海鳴で葬儀となると火葬になるがそれはいいのか?」

 ミッドがどうかは知らないが、文化によって埋葬の仕方が違う事はよくある。

「構わないわ。あとお墓もこちらに置いてほしいの。
 私達が戻ってくるという誓いのためにも」
「了解した。こちらの知り合いに連絡しておこう」
「ありがとう」

 椅子から立ち上がり部屋を後にするプレシア。
 その直前に

「私もフェイトもアリシアも貴方に救われたわ。
 何かあったら言ってちょうだい。
 例え管理局の敵になっても貴方の味方になるわ」

 そう言い残し部屋を後にした。

「ああ、もしものときにはお願いするよ」

 俺は聞こえるはずのない返事をした。



 そこからは早かった。
 プレシアから頼まれて二日後、アリシアの葬儀が執り行われることになった。

 そして葬儀当日までの二日の間に用意されたものは棺と花とテスタロッサ家と俺となのはの喪服。
 そして、墓を安置することになった俺の家の敷地の裏に墓石を置くスペースを確保し、墓石も用意された。
 ちなみこれらは月村家に要請し至急揃えてもらった。

 で最後にアリシアの服。

 アリシアの洋服の類は時の庭園の崩壊で回収は無理という事でアリシアとプレシアの写真に写っている水色のワンピースを俺が作る事になった。

 エイミィさん曰く
「士郎君ってもしかして本職の人?」
 らしいが断じて違う。



 そして執り行われたアリシアの葬儀

 プレシアの
「私なりのけじめよ。参列してくれるのはアリシアを本当に偲んでくれる人だけでいい」
 との言葉もあり、参
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