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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十八話 別れ
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人の管理は魔術師側と管理局側で行い、最低限ミッドと海鳴の行き来を許可していただけないでしょうか?」
ミッドと海鳴の行き来が出来ないと特にプレシアさんの管理局への協力という減刑が受けることが出来ない。
「承知した。
たが三人に魔術や私の研究とそれにに関する質問は一切禁じる」
「はい。
ですが、この場合裁判の証言台に立っていただく事があるかもしれませんが、それは同意していただけますか?」
魔術の質問が禁止された今、私達が海鳴に到着するまでの間の報告と上層部が聞きたいであろう魔術に関する質問を受けてもらう必要がある。
「同意しよう」
士郎君の言葉を最後に続く沈黙。
そして
「……こんなものですかね?」
「そうね。この交渉なら十分だわ」
「「「「「「「……はい?」」」」」」」
お互い頷き合う士郎君と私に目を丸くするクロノ達。
あら? 気が付いてなかったみたいね。
「艦長、もしかして今のって?」
「簡単な演技だけど事実よ。
エイミィ、徹夜明けで悪いんだけど眠る前に今の交渉内容と結果まとめておいてね」
「う、了解です」
エイミィには申し訳ないけどもう少し頑張ってもらいましょう。
形だけでも交渉をしたという事実とこちらが妥協点を探すしかないという現状をアピールするためにも、こういうやり取りは必要なのよね。
クロノはこの流れは予想してなかったのか机に突っ伏している。
この子もまだまだね。
「でも士郎、いいの?」
「なにがだ?」
心配そうな表情で士郎君を見つめるフェイトさん。
「だって私と母さんが一緒にいるために士郎の魔術がばれちゃうかもしれないんだよ」
「どうせ、協力者として大なり小なり存在はばれるんだ。
魔術に関してはクロノ達がうまくごまかしてくれるさ。
なあ、クロノ」
「あ〜、もう好きにしてくれ」
完全にダウンしたわね。
「本当に感謝しきれないわね」
「二人が共にいられるように協力はするさ」
「私も出来る事なら何でもするよ」
「ありがとう。士郎、なのは」
うれしそうに士郎君に頭を下げるプレシアさんに、笑い合う士郎君となのはさんとフェイトさん
とりあえずのプレシアさんとフェイトさんの裁判に関する心配事はなくなったわね。
あとは裁判本番で私達がうまく立ち回ればいい。
それと士郎君の魔術についても多少情報を整理しとかないと。
真実のまま報告すれば下手をすれば士郎君自身がロストロギアになりかねないもの。
そのためにデータまとめとかいろいろ忙しいけど、私ももうひと頑張りね。
side 士郎
午後に裁判に使うための証言資料をまとめるために個別に少し質問をし
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