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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十七話 魔術
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した。
「しかし無茶苦茶だな。
あんな武器をいくらでも投影できるなんて」
クロノの言葉は否定できないので黙っておく。
ここから先、俺が使用した武器についての話になると宝具の話になるが、ここまでくれば構わないか。
「そして、俺が投影してジュエルシードを破壊に使用した剣やクロノに貸した盾なんかは宝具と呼ばれるモノだ」
全員の頭に「?」が浮かんでいる。
やはり宝具という概念自体がないのか。
「主に英霊、過去に偉業を残した英雄が持っていた象徴の事だ。
王が持ちし聖剣とか」
「ちょ、ちょっと待って!」
俺の言葉にものすごい勢いでパネルを操作し始めるエイミィさん。
「えっとエクスカリバー、5世紀から6世紀頃のブリテンの王、アーサーが持ちし剣。
プライウェン、同じくアーサー王の持つ魔法の船としても使える盾。
フルンディング、古代イングランドの叙事詩『ベオウルフ』に登場する剣で刀身は血をすするごとに堅固となる魔剣」
「……この世界の伝説の武器だな」
唖然とした表情で読み上げるエイミィさんに、眉間を揉むクロノ。
確か、この三つは管理局の前で真名開放してたな。
宝具の難点だな。
有名であるが故に調べればすぐにどんな武器か資料が出てくるというのは
「もしかしてジュエルシードを破壊した槍なんかも」
「名前は秘密だがそうだな」
「頭が痛くなってきたわね」
管理局側からすればそうだろうな。
そして、リンディさんの事だ。
この情報をそのまま上層部に伝えるのはまずいぐらいは予想がついてるだろう。
そして、俺が魔術の事を隠していた訳も。
ただの剣なら管理局にとっても問題はないだろう。
前にユーノが言っていたレアスキル扱いされる程度。
だが宝具クラスのモノがいくつもあるとなると話は変わる。
下手をすれば俺自身がロストロギア級の武器を精製出来るロストロギアになりかねないのだ。
もしそうなれば間違いなく管理局とは敵対関係になる。
もっとも俺としても管理局と戦争になるのは遠慮したい。
そんな事を思いながらアルフが持っているフォークを霧散させる。
「消えた」
「俺の意思で消すも作るも自由だからな。
俺の魔術はこんなものか。
であの身体を食い破ってきた剣は俺が普段封印している魔術回路を使用した代償だな」
「魔術回路?」
魔術回路という言葉にリンディさん達が首を傾げる
「魔術を使う上で必要なモノというのが一番簡単な説明かと」
「魔導師にとってのリンカーコアみたいなものね」
プレシアの言葉に頷く。
同じ魔力でも同じものではないと感じていたが、そう感じたのも納得がいく。
魔術回路とリンカーコア
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