第1章 夢への第1歩
第4話 激闘!入部試験! 後編
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事実を告げる。
穏やかな物腰でありながら中々に残酷な男だ、と言う思考を、観戦中の4人は不本意ながら共有する事となる。
「じゃあ行きますよ!《ジュラック・ティラヌス》の最後の攻撃!怒涛のフレイム・バースト!!」
2体のモンスターの力を吸収し、更に激しく沸き起こった炎を、《ジュラック・ティラヌス》は容赦なく海堂に向けて放った。
灼熱の炎は、海堂の周りの木々をも瞬く間に燃やして行った。
海堂 宗司
LP/3000→0
「のわぁっ!!あちっ、あちちっ!!」
「やったぁ!僕達の勝ちだぁっ!!」
一通り燃やし尽くされたジャングルは、デュエルの終了と共にその姿を消した。
それと同時に、観戦していた4人が2人の元へ歩み寄る。
「凄かったぜ、秋弥!またお前とデュエルがしたくなったぜ!」
「そうかな?ありがとう、遊雅!」
「次デュエルしたら負けちゃうかもね、遊雅?」
「馬鹿、俺はどんなに強い奴だって勝つっての!」
盛り上がる3人をよそに、残りの2人も海堂に声をかけていた。
「完敗だったな、海堂。途中までは優勢だったんだがな」
「はい……まさかあんな所で、あんな強力なカードを引かれるとは……」
「お前も言っていた通り、デビルシャークがもっと早く出せていれば勝てたんだ。今回は運がなかった、って事さ」
「そうッスね。ありがとうございます、先輩」
「さて、次は俺だな。神原、早速始めようと思うんだが、大丈夫か?」
「あっ、は、はい!大丈夫です!」
「よっしゃ、頑張れよ亜璃沙!」
「頑張って!応援してるよ!」
「う、うん……できるだけ頑張るね」
自信はなさそうに、楠田と対峙する亜璃沙。
その2人を残して、激闘を繰り広げた4人のデュエリスト達は、デュエルスペースの脇へ移動する。
向かい合う2人はそれぞれのデュエル・ディスクを起動し、自分が信じるデッキをセットする。
ライフカウンターに4000と表示されたと同時に。
「「デュエル!!」」
2人のデュエリストは、声を揃えてそう叫んだ。
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