暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0848話
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 シロガネのブリッジでのアフリカ連合司令官のボヌム、中東連合司令官のサリーダとの会談を無事終了した後で、BETAの死体のサンプル調査や、今回出撃した機体のチェック、BETAの生き残りがいないか、BETAの援軍が来ないかの偵察といった調査を行っていた。
 とは言っても、地上での作業は全て量産型Wやメギロート、イルメヤといった機体が任されているのだが。
 他のメンバーはと言えば、コーネリアとスレイのみがシロガネに詰めていざという時に備えており、残りの全員はニヴルヘイムで休憩している。
 何故レモンがいないのかと言えば、単純にニヴルヘイムで捕獲したBETAを調べているからだ。
 俺がブリッジに来るとき会ったムウにしても、少し前にアシュセイヴァーに乗ってニヴルヘイムへと向かっていた。
 オウカがこっちに残ると言ったんだが、休める時に休めと言い聞かせ、こちらもニヴルヘイムへと向かわせている。
 巨大だとは言ってもシロガネは結局万能戦闘母艦でしか無い。……いや、シャドウミラーの技術で改造されまくった結果艦その物の戦闘力が極端に上がったのを考えれば、先程の通信でボヌムが言っていたように戦艦と言ってもいいだろう。ともあれ、万能戦闘母艦でも戦艦でも、機動要塞でもあるニヴルヘイムと比べるとその居住性は段違いに劣る。
 ……いや、正確に言えばシロガネの居住性はかなり高いと言ってもいい。だが、それ以上にニヴルヘイムの居住性が高いんだよな。何しろ、建設の際に色々と手を回して各世界から生活用品や家具の類を仕入れたらしいし。
 ともあれ、今はやるべき事がなくコーネリアやスレイ、マリューと共にシロガネのブリッジでゆっくりと地上からの報告を待っていたのだが……

「アクセル代表、国連軍の戦術機が戦闘領域に近づいてきます」

 量産型Wの報告により、ゆっくりとした時間は終わりを迎えた。

「……ほう? 何機だ?」
「12機。機種は全機がF-15Cです。この世界の分類では1個中隊となります」

 なかなかの数だな。……さて、何が目的なのか。
 いやまぁ、大体の予想は出来るんだけどな。何しろ、今回の戦いではメギロートにしろイルメヤにしろ、何機かはBETAの集中攻撃を食らって大きな被害を受けた。そうなれば当然その機体を構成している部品が地上へと落ちている筈であり、恐らくはそれを狙ってきたのだろう。
 技術的に後進世界であるマブラヴ世界の住人にしてみれば、メギロートやイルメヤのパーツは例えそれが装甲の一欠片だとしても万金の価値があるのだろうから。
 特に国連軍となると、まず間違いなくアメリカからの意向に沿って動いている筈。1974年の時点で戦術機という人型機動兵器を実戦配備したアメリカにしてみれば、自分達ならシャドウミラーの機体でも解析出来ると思い込んでも仕方が
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ