第終章 これからも続く道
エピローグ 『シホの進む先は光に満ちて……』
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ために………。
それでシホは士織とクオンとは名残惜しみながらも別れてアルトリアとネロと、そしてライダーと四人で歩いていた。
「………さて、それじゃいくとしましょうか? イリヤ」
《ええ、シホ》
イリヤがシホの中から言葉を返す。
「アルトリア」
『はい、シホ』
アルトリアがアンリミテッド・エアの中から声を出す。
アルトリアは今は魔力節約でよくアンリミテッド・エアの中で過ごしているのだ。
「ネロ」
「うむ!」
ネロは頷く。
「ライダー」
「はい」
ここでなぜかライダーの名前を呼ぶシホ。
「そして、『すずか』に『フィア』!」
そしてシホは死んだはずの二人の名前を呼んだ。
すると、
「うん!」
「はいです!」
そこには先ほど死んだはずの二人の姿があった。
しかも二人とも若かりし頃の姿に戻っている。
ただし、『リイン』サイズで………!
そう、シホは二人に事前に創造物質化を執行して、死んだ瞬間に二人の魂は肉体から離れてユニゾンデバイスとして生まれ変わったのだ。
最初はシホもこの提案には渋ったのだが二人はシホといつまでも一緒にいたいと言って考えを曲げなかったのだ。
それゆえにシホは二人に降参した。
だからライダーもすずかとの契約は続いたままで現界していられる。
「これからどうしようか、みんな……?」
シホが全員にそう問いかける。
『シホの赴くままにいきましょう』
アルトリアが。
《そうだよ、シホの好きなようにいこう! 過去の私達の世界の聖杯戦争に殴り込みでもする……?》
イリヤが。
「そうだぞ、奏者! 余はどこまでも着いていくぞ!」
ネロが。
「そうだよ、シホちゃん! 私はいつまでも一緒だよ」
すずかが。
「あっ! すずか、ずるいです! 私もお姉さまといつまでも一緒ですからね?」
フィアットが。
「フフッ………これからの旅路は騒がしいものになりそうですね、シホ」
ライダーが。
シホの問いかけに全員が全員思い思いに騒がしく喋りながらも言葉を返す。
それでシホは心の内で、
「(私は一人じゃない………ずっとみんなが一緒にいてくれる。これからもずっと………)」
シホは胸にある幸せを抱きながらもおもむろに宝石剣を取り出す。
そう、長年の修行でシホは完全に宝石剣をマスターしたのだ。
シホが宝石剣を出したのを合図に、すずかとフィアットはシホの腕に絡みつくようにミニ魔導書の姿へと変わり、ライダーとネロは霊体化してシホの背後につく。
「それじゃみんな、これからもよろしくね! 行くわよ!」
『はい!』
それでシホ達は七色の光に包まれながらどことも知れない|平行世界《パラレル
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