第終章 これからも続く道
エピローグ 『シホの進む先は光に満ちて……』
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わけかはやてと良い仲になっているとか噂をされているという。
ウィルソンはアリサを新たな主人として見出して補佐しているという。
凰華は日々シグナムと一緒にコンビを組んで悪をなすものを倒しているという。
リオンは一度フェイトの家に引き取られた。
その際のやり取りはというと、
『私が……フェイトさんの?』
『うん。私達の家族として迎えたいの』
『でも私は……』
リオンは少し戸惑いを見せる。
『確かにリオンは罪を犯したけど今はソレに向き合おうとしてる。私はその手助けをしたい。今のリオンに必要なものは、“繋がり”だと思う』
『つな……がり?』
『そう……リオンが本音を言える存在がスバルとティアナだけじゃなく、家族という繋がりも……必要だと思うんだ。ランサーはどうかな?』
もう分かっているだろうにフェイトはランサーにそう聞く。
それでランサーも『わかってるぜ』という顔をし、
『俺は異論はねぇぜ? こんなかわいい嬢ちゃんが妹になるなら大歓迎だ』
『もう、ランサー!』
『ははは。んで、どうだ? リオンの嬢ちゃん……俺達と家族にならないか?』
それでリオンは少し恥ずかしさからくる顔の赤みはあるものの、
『え、えと……よ、よろしくお願いします。姉さん、兄さん…』
という微笑ましい光景があったという。
そしてその後に正式に管理局員になり、その特殊性の腕を買われて特殊部隊の隊長になったという。
小ギルはゼルレッチとともに地球を拠点に魔術師の団体施設を設立していて世間を常に騒がしているという。
ヴォルフ・イェーガーが作り出したホムンクルスの四人もここで働いているという。
……………全員が全員思い思いの人生を送っている。
そんな中、シホ達はというと、
「はぁ、はぁ、はぁ………」
シホは走っていた。
今にも嬉しそうな顔をしながらも病院へと続く道を。
「奏者よ、急ぐのだ! あと少しですずかとフィアットが子供を産んでしまうぞ!」
「そうです、シホ! 急ぎましょう!」
「わかっているわ!」
アルトリアとネロの二人に急かされながらも今すぐに同時に生まれるだろう子供を見るために走っていたのだ。
そしてシホが病院に到着して分娩室の前にやってくるとそこにはライダーとランとレンが事態を見守っていた。
「ライダー! ランにレン! 私の子供は!?」
「シホ、大丈夫です。まだ生まれていませんよ」
「まだこれからですよ、シホさん!」
「うん、間に合ってよかったですね、シホさん!」
「よかったぁ………間に合ったわ」
シホがそう言って分娩室の前で一緒に事態を見守っていると、すぐ中から赤ちゃんの泣き声が二人分聞こえてきた。
そう、すずかとフィアッ
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