第六章 正義の在り処編
第二百三話 『シホの身に起こった事実。そしてジグルドの手紙』
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でいることにひどく驚いたという。
落ち着いたらゼルレッチとも話し合いを行った方がいいな、という事に落ち着いた。
………そして最後に話題がひっきりなしの機動六課はと言うと、
「………さて、それじゃシホちゃん。もろもろの事件が解決したという事でシホちゃんの身に何が起きたのか教えてくれるか?」
「わかったわ、はやて」
それでシホはヴォルフ・イェーガー………いや、セヴィル・アインツベルンの真の目的をはやて達に教えた。
話が進んでいくうちにセヴィル・アインツベルンの本当の顔が明らかになっていくにつれて一同の表情はどう判断していいいかという思いになっていた。
そう。セヴィルはシホに創造物質化を再取得してもらうために今まで試練のような感覚で敵対していたのだ。
だからもう死んでいなくなったとはいえなのはとオリヴィエを始めとする被害を受けたみんなにはあまり受け入れられない話であった。
しかし、それでも、
「セヴィルは理由はどうであれ私に希望を託してくれた。だからこの力は有効に使わせてもらおうと思っている。あ、それとはやて。この力が蘇った事は緘口令を敷いてくれないかしら? この事実を知ってわらわらと人が集まってくることは容易に想像できるから」
「わかったわ。この話はここにいるみんなだけの胸にとどめておくことにする。それでいいな? みんな?」
『うん!』
それでシホの力は全員の胸の中だけで納まることになったのである。
「でも、そうなるとノア・ホライゾンや他にも三十人もの誘拐された魔術師のみんなも保護しないといけないね。それに誘拐された人の家族にも報告しないといけないし」
フェイトがそう言う。
「そうだね、フェイトちゃん。シホちゃん、後でその居場所を教えてね。みんなで助けにいこう!」
「そうね、なのは」
シホ達は近いうちにヴォルフ・イェーガーの秘密施設へと捜査を開始することを決めた。
色々な発見はあるだろうが、これで今まで長年に続いた魔術師失踪事件やジュエルシード強奪事件などのもろもろの事件も解決したことになる。
後は、ジュエルシードを埋め込まれて疑似とはいえ聖杯の器になっているノア・ホライゾンをどうやって人の手に触れないで対処するかにかかってくる。
安易に願いを叶える願望器になってしまっている以上、もしもノアの体が欲がくらんだものの手に渡ったら大変なことになるからだ。
だからノアの体に埋め込まれているジュエルシードをすべて摘出して聖杯の器としての効果を無くしてノアの体は今度こそ土に返すという話に落ち着きそうである。
これでシホのセヴィル・アインツベルンとの関係性についての話は一応終わった。
本題はここからだ。
「それでシュバインオーグ。お前の体は確かにあの時モリアによって撃たれたはずだ。
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