Life2 不確かな日常
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れば頼りにしてるし腹を括るが、極力面倒事は勘弁だ」
【――――・・・―――・・・―・・・―――・・・―――――――】
「ああ、んー、ん?そこは勘弁してくれ、それに嫌がってる素振りを一度も見た事ないんだが?」
そのまま士郎は念話の送り主と話し続けていた間、待たせすぎた姉が飛び込んできた。
「何してるのよ士郎!?今日は私と一緒に出発するんでしょ!」
飛び込んで来た直後、こちらの返事も聞かずに玄関まで引っ張る姉のイリヤ。まぁ、既に準備は終わっているからいいが、イリヤは俺に対して少々過保護なところが多いと思う。
そうして玄関まで付き、急ぎ靴を履かせてから共に出る俺達。
そこでイリヤが・・。
「ちょっと待って、士郎」
そのままイリヤはある一点に向かう。それに俺も一応ついていく。
「うん、じゃあ行ってくるね!ミッツ、今日もお留守番宜しく!!」
「・・・じゃ、無いとは思うが頼んだぞ――――――――」
そうして士郎とイリヤは家を後にするのだった。
−Interlude−
イリヤが3連休の休みを使って出かけた日の夕方、士郎は商店街に居た。
とある居候との約束で、今日の夕食は士郎特製の豚骨ラーメンの残りの食材を買い出しに来ていた。
「――――よし、全部そろったし帰る、ん?」
士郎の視界に入ったのは、白いローブ姿で通行人の奇異の視線を独り占めしている謎の2人と、リアスの眷属たる男女の3人組だ。
「何をしてるん「士郎ちゃん!」・・江富おばさん?」
あの目立ちまくっている集団に声を掛けようとした処で、幼いころからお世話になっている近所のおばちゃんの1人である江富朋子さんに声を掛けられた。
「見てよあの子たち、さっきからずっとあそこにいるのよ。あっ、といっても、白いローブの子達よ」
(ずっと・・か。如何いうつもりだ?)
「怪しくてみんな敬遠してるのよ。でも宗教関係者じゃないかしら?神父さんとかが首から下げてる十字架のネックレスみたいなの持ってたって、上枝さんが言ってたから」
「如何でしょうね?」
「あっ、でも、もしかしたらそ、宗教団体を偽った詐欺かもしれないわね!最近そう云うの流行ってるって言うじゃないの?この辺じゃあんまり聞かないけど」
それもそうだろう。この町周辺に限らず、関東圏は藤村組の縄張りだ。詐欺まがいなどすれば、藤村組に目を付けられて“人間”の裏世界で生きていけなくなるからだ。
藤村組は非公式ではあるモノの関東圏限定ではあるが、第2の警察の様な物だからだ。
「あっちの3人組の方には知り合いもいますから大丈夫だと思いますよ」
「あっ、あら。そーお?」
「とは言え、このまま
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