第六章 正義の在り処編
第二百二話 『シホの新たな世界』
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には消滅した。
それで残りの黒い獣もすべて消滅して、シホは固有結界を解除する。
そう、戦いは終わったのだ。
ジグルドが死んでしまった事は悲しいことだがそれでもきっとブリューナク隊の面々も前を向いて歩いていけるだろう。
シホのもとへと駆け寄ってくるみんなを目にしてシホは「終わったのね………」と思った。
その時だった。
―――ダンッ!
シホの胸に銃弾が撃ち込まれていたのは……。
「なっ!?」
それで撃った先を見るとそこには首だけの状態で生き汚く生きていたモリアが口から銃口を出してシホを撃っていたのだ。
「キヒヒ! これで貴様もおしまいだ! 最後のあがきを見せたぜ!」
モリアがまた嬉々とした叫びを上げているが、シホは倒れなかった。
それはなぜか? 答えは簡単。
シホの胸の傷は最初からなかったかのように塞がっていたのだ。
「はっ………?」
それでモリアは思考を停止させる。
そんなモリアにシホは近づいて剣を振り上げる。
モリアは「ひっ! やめ―――……!?」と言うがもう遅い。
シホの剣はモリアの顔に剣を振り下ろされ、しかし顔の横に剣は落とされた。
それでモリアは殺されると思っていたのか泡を吹いて気絶してしまった。
「………あなたには聞きたいことが山ほどある。だから殺さないわよ……」
モリアの件はこれで一応片がついた。
それからみんながどうして傷がすぐに塞がったのか、ヴォルフ・イェーガーはどうなったのか、とシホは色々と聞かれることになるのであった。
とりあえず落ち着いて話し合える場所で話すとしてシホはみんなに納得してもらったのであった。
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