プロローグ (視点シフト)
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ったのではなかったのか?
・・・そうさな、例えば稀少な何かが手に入ったとか・・・ 」
「 うふふ。もったいぶるつもりはありませんわ
そのうち、お目にかける機会もございましょう 」
「 そうだな! ではその時を楽しみにしておくとしようか! ワハハハ!! 」
笑いながら去っていく兄を見送り、もう一発深いため息をつく
なぜならコマの寿命があと少しになっていたからだ
見せると言った手前、死なせるわけにはいかない
・・・が、こちらから行動を強制することはできない
となると、残る方法は・・・
「 降りるしかないですかねぇ 」
ゲーム盤上にプレイヤーが降りるのは、基本的には推奨されていない
それは、盤上ならプレイヤーに直接攻撃が可能になるからである
このゲームの勝敗条件は
1、コマの全滅
2、プレイヤーの降参
3、プレイ続行不可能な状態になったとき
基本的にはこの3つだ
そして、プレイヤーの直接攻撃によってプレイヤーが死亡した場合
即座にルール「3」が適用される
つまり基本的には、プレイヤーは神界から動かないのである。 しかし・・・
「 最近、退屈だったんですよね〜 」
女性は盤上へと繋がる階段へ歩き始めた
その足取りには一切の迷いが無い
ただ、暇だったから
それだけの理由だったのだが・・・・
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階段へ向かうその姿を、誰かが物陰から見ていた
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